Exhibitions展覧会
昭和の輝き 木村伊兵衛 展
2011年にも開催され、好評を博した展覧会が再登場。近代日本を代表する写真家・木村伊兵衛の作品から、「昭和」に焦点を当てて約60点を厳選して展示します。下町の生活や農村の風景、著名人の何気ない表情など、人間味溢れるまなざしで撮影された「昭和」の輝きをじっくりとお楽しみください。
日本における近代写真史上、もっとも重要な写真家のひとり、木村伊兵衛(1901-1974)。
ドイツの小型カメラ「ライカ」を愛用した木村伊兵衛は、被写体の一瞬の動きや何気ない表情といった動的な印象を捉える「スナップ写真」の表現を得意としました。これはそれまでの絵画的な表現の写真とは一線を画すもので、日本写真界に新たな潮流を生み出しました。
ドイツの小型カメラ「ライカ」を愛用した木村伊兵衛は、被写体の一瞬の動きや何気ない表情といった動的な印象を捉える「スナップ写真」の表現を得意としました。これはそれまでの絵画的な表現の写真とは一線を画すもので、日本写真界に新たな潮流を生み出しました。
木村の独自の感覚は、生まれ育った東京の下町の生活風景や、著名人のポートレートなどに発揮され、多くの優れた作品を生み出しました。
出会った瞬間に対象の核心や本質を見抜き、それが現れる瞬間にシャッターを切る。木村伊兵衛にとって、カメラは肉眼よりもはるかに奥深くものを視ることができる道具でした。そしてそこに加わる木村の円熟した人間味が、彼の写真の底知れない魅力となっています。
出会った瞬間に対象の核心や本質を見抜き、それが現れる瞬間にシャッターを切る。木村伊兵衛にとって、カメラは肉眼よりもはるかに奥深くものを視ることができる道具でした。そしてそこに加わる木村の円熟した人間味が、彼の写真の底知れない魅力となっています。
今回の展覧会では、木村が生き、撮影し続けた「昭和」の時代に焦点をあて、何必館コレクションから厳選した約60点の作品を展示します。
「昭和」という時代は、戦争をはさみながら険しく混乱した時代でした。しかし、木村の作品から受ける印象は、驚くほど穏やかで豊かな情緒に溢れています。撮影されたもの中には今では失われてしまったものも数多くありますが、躍動する時代をとらえた木村の作品は、優れたルポルタージュであり、今なお多くの人々を魅了してやみません。
木村伊兵衛の見つめた輝かしい昭和の日本を、この機会にぜひご覧ください。
木村伊兵衛の見つめた輝かしい昭和の日本を、この機会にぜひご覧ください。
展覧会概要
期間 | 2012/12/01(土) 〜 2013/02/17(日) |
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会場・開催場所 |
何必館・京都現代美術館
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時間 | 10:00~18:00(入館は17:30まで) |
休館日 | 休館日:月曜日(ただし、12/24、1/14、2/11は開館)、年末年始(12/29~1/5) |
料金 | 一般:1,000円 学生:800円 |
お問い合わせ |
TEL:075-525-1311075-525-1311
FAX:075-525-0611 |
kahitsukan@kahitsukan.or.jp | |
ホームページ | http://www.kahitsukan.or.jp/ |
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