Exhibitions展覧会
久保 修 切り絵の世界 -紙のジャポニスム-
山口県出身の切り絵画家、久保修の個展。質感や立体感、遠近感を感じさせ、線の太さで光と影までも表現するその作品は国内だけでなく海外でも高く評価され、活躍の場を広げています。美術館「えき」KYOTOでは今回は、季節の食材や京都の風景を切り取った作品など、約100点の切り絵を紹介します。
山口県出身の切り絵画家、久保 修(くぼ・しゅう)の個展です。
久保修は大学建築科在学中に切り絵に出会い、独学で切り絵の制作を始めます。スペインでの海外生活を経て、様々な素材を使い表現するミクストメディア(混合技法)と呼ばれる独自の技法を築きあげます。久保の切り絵は、質感や立体感、遠近感を感じさせ、線の太さによって光と影を表現しています。描いた絵を和紙と重ねてアートナイフで切り抜いて制作しますが、残った黒い線が全てつながっているのが大きな特徴です。
彼の作品は、旅行記の新聞連載や郵便ふるさと切手、年賀はがき、飲料缶など様々なところで使われています。その活躍は国内にとどまらず、2010年~ニューヨークを拠点に活動、また国際交流基金主催事業などでスペイン、ポルトガル、フィリピン、イラン、トルコ、中国、ロシア、キューバ、シンガポールなど世界各国を訪れ、切り絵を通じ継続的に日本文化を紹介しています。2012年には、日米桜寄贈100周年記念事業として、エンパイア・ステート・ビル、2014年にはロシア・モスクワ国立東洋美術館において展覧会を開催、また作品集も多数出版するなど活躍の場は広がっています。
美術館「えき」KYOTOでは2回目の展示となる今回は、季節の食材や京都の風景を切り取った作品など、約100点の切り絵を紹介します。
菜の花、筍、鱧、鮎、トマト、とうもろこし、秋刀魚、カニ、など「二十四節気」の旬の食材を作家目線で切り取った作品は、どの食材も生命力がみなぎり、生き生きと表現されています。京都の名所もどんな風に描かれているでしょうか。また、お馴染みの「おたべ」パッケージに使われている切り絵もご覧いただけます。この機会にぜひご高覧ください。
展覧会概要
期間 | 2019/03/09(土) 〜 2019/04/07(日) |
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会場・開催場所 |
美術館「えき」KYOTO
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時間 | 10:00~20:00(入館は19:30まで) |
休館日 | 会期中無休 |
料金 | 一般:800円(600円) 高・大学生:600円(400円) 小・中学生:400円(200円) |
注意事項等 | ※()内は前売および「障害者手帳」をご提示のご本人さまとご同伴者1名さまの料金です。 ※開館時間は、百貨店の営業時間に準じ、変更になる場合がございます。 |
お問い合わせ |
TEL:075-352-1111075-352-1111
※ジェイアール京都伊勢丹大代表 |
ホームページ | http://kyoto.wjr-isetan.co.jp/museum/ |
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