Exhibitions展覧会

生誕220年 歌川広重の旅 平木コレクション 保永堂版初摺でたどる東海道五十三次

2016/02/19(金) 〜 2016/03/27(日)

美術館「えき」KYOTO 

江戸時代の浮世絵絵師のなかでも特に馴染み深い歌川広重。その代表作である保永堂版「東海道五十三次」を、広重の作風がもっともよく表れているとされる初摺(初版)の数々でご紹介します。江戸時代の人々はもちろん、現代の私たちも魅了する、広重が描く東海道をこの機会にご堪能ください。

江戸時代に庶民の芸術として誕生した浮世絵は、今日まで多くの人々を魅了し、その文化的価値や芸術性が高く評価され、日本を代表する芸術として紹介されています。

なかでも歌川広重は、江戸時代に活躍した数多くの浮世絵師において極めてなじみ深い絵師の一人です。
天保4年(1833)から保永堂版「東海道五十三次」が刊行されると、広重は一躍風景画家としての名を馳せることになりました。政治と経済の中心である江戸と歴史ある京都を結ぶ東海道には、風光明媚は名所がたくさんあります。現代のように気軽に遠出することが難しかった当時、広重の「東海道五十三次」を見た人々は、浮世絵を通し、自宅に居ながらにして旅を経験することができたのでしょう。

今回の展覧会は、平木浮世絵コレクションより、貴重な保永堂版の「東海道五十三次」初摺の作品を一堂に展覧いたします。ベストセラーとなった「東海道五十三次」は、何度も増刷が重ねられました。その結果、すりの状態に差が出たり、版木が磨耗しきってしまい新たに彫り直しがされたりするほど、その人気ぶりはすさまじいものでした。
初版にあたる初摺の作品は、絵師の制作意欲がよく反映され、淡く軽やかな色彩で見るものにさわやかな趣を感じさせます。初期の広重作品には墨の濃淡を多用した淡い色彩が多く用いられているため、広重作品の本質を知るためには、初摺の作品を知ることが重要とされています。今回の展覧会では、一部初摺と後摺の作品を並べて展示しますので、その違いを比べてごらんいただけます。

広重の描く魅惑の東海道の世界を、この機会にご堪能ください。
 

展覧会概要

期間 2016/02/19(金) 〜 2016/03/27(日)
会場・開催場所 美術館「えき」KYOTO
時間 10:00~20:00(入館は19:30まで)
休館日 会期中無休
料金 一般:900円(700円)
高・大学生:700円(500円)
小・中学生:500円(300円)
注意事項等 ※( )内はエムアイカード、JR西日本グループ会社カード(一部除く)をお持ちの方、ICOCA、Suica、PASMO、TOICA、manaka、SUGOCA、はやかけん、nimoca、Kitacaでお買いあげの方、前売および10名さま以上の団体、「障害者手帳」をご提示いただいたご本人とご同伴者1名さまの料金です。 【入館相互割引】 京都市美術館で開催の「マルモッタン・モネ美術館所蔵 モネ展」「光紡ぐ肌のルノワール展」の入館券(半券可)を窓口にて提示いただくと、1名につき当日入館料が100円引きとなります。 ※他割引との併用不可 ※学生の方(高校生以上)はあわせて学生証の提示が必要です
お問い合わせ TEL:075-352-1111075-352-1111
※ジェイアール京都伊勢丹大代表
ホームページ http://kyoto.wjr-isetan.co.jp/museum/

関連アートイベント

該当するアートイベントはございません。

関連記事

該当する記事はございません。