Exhibitions展覧会

没後60年 マリー・ローランサン展

2016/10/28(金) 〜 2016/11/27(日)

美術館「えき」KYOTO 

20世紀前半のパリで、ブラックやピカソらと交流を深め活躍した女性画家マリー・ローランサン。彼女が描き出す優美で甘美な作品は、いつの時代も人々を魅了し続けています。没後60年を記念したこの展覧会では、マリー・ローランサン美術館が所蔵する初期から晩年までの約80点の作品を紹介します。

マリー・ローランサン(1883-1956)は20世紀前半のパリで活躍した女性画家です。
彼女が描き出す優美で甘美な作品は、いつの時代も人々を魅了し続けています。

ローランサンは幼い頃から絵や詩に興味を持っていましたが、彼女がはじめに入った学校は名門女学校でした。やがて「画家になりたい」という思いが高まり、卒業後にアカデミー派の画家フェルナン・アンベールの画塾に入門します。

ローランサンは、そこで出会った画家ジョルジュ・ブラックによって魅力的な新造形の世界に導かれ、パブロ・ピカソらが住むモンマルトルのアトリエ「洗濯船(バトー=ラヴォワール)」に集う画家や詩人たちとも交流を深めました。その結果、彼女の画風は少しずつ変化していきました。新しさを探求する画家たちは、ローランサンにとって刺激的な存在だったでしょう。

しかし、彼女は次第にパリの芸術界から距離を置き、「自分らしさ」の追求に出ました。キュビスム時代の鋭い輪郭線は徐々に消え、そのスタイルは可憐で気品あふれるものへと変化し、色彩も柔らかく愛らしいパステルカラーを用いたローランサン独特の造形世界が生まれました。

変わりゆく時代の中で、常に自分自身と向き合った画家ローランサン。没後60年を記念して開催する本展では、マリー・ローランサン美術館が所蔵する油彩を中心とする約80点を紹介します。初期から晩年にいたるまで、常に新しい造形表現を探求し「自分らしさ」を追究したローランサンの創作世界をお楽しみください。

展覧会概要

期間 2016/10/28(金) 〜 2016/11/27(日)
会場・開催場所 美術館「えき」KYOTO
時間 10:00~20:00(入館は19:30まで)
休館日 会期中無休
料金 一般:1,000円(800円)
高大生:800円(600円)
小中生:600円(400円)
注意事項等 ※高校生以上の学生の方は、学生証のご提示をお願いいたします(学生証がない場合、一般料金となります) ※()内は10名さま以上の団体料金です。 ※「障害者手帳」をご提示いただいたご本人とご同伴者1名は()内の料金にて入館いただけます。 ※エムアイカード、JR西日本グループ会社カード(一部除く)をお持ちの方、交通系ICカードでご購入の方は()内の料金にて入館いただけます。 ※その他割引の詳細につきましては、美術館の窓口へお問い合わせください。
お問い合わせ TEL:075-352-1111075-352-1111
※ジェイアール京都伊勢丹大代表
ホームページ http://kyoto.wjr-isetan.co.jp/museum/

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