Exhibitions展覧会
開館20周年記念展Ⅱ 細見コレクションの江戸絵画 琳派展20「抱一の花・其一の鳥」展
細見美術館の開館20周年記念展第2弾。今回は江戸琳派を特集します。京都で育まれた琳派様式を江戸風にアレンジし、大名から庶民まで多くの人を魅了した江戸琳派。展覧会では、江戸琳派の中心を担った酒井抱一・鈴木其一の代表作をはじめ、主要画家による花鳥画を一堂に展示。今なお愛される作風の全容に迫ります。
【作品画像】(1)酒井抱一「桜に小禽図」(2)鈴木其一「朴に尾長鳥図」
細見美術館は2018年に開館20周年を迎えます。
開館以来日本美術の魅力を多方面に発信し続けてきた細見美術館ですが、なかでも「伊藤若冲」と、酒井抱一・鈴木其一を中心とする「江戸琳派」は多くの支持をを集め、今や細見コレクション、ひいては日本美術を象徴するジャンルとなっています。
開館20周年を記念して開催するこの度の展覧会では、美術館とともに歩んできた彼らの作品を続けてご覧いただき、改めて江戸時代の絵画の豊潤な世界をお伝えします。
第2弾では江戸琳派を取り上げます。
19世紀前期に江戸で花開いた江戸琳派。酒井抱一(1761~1828)、鈴木其一(1796~1858)らが中心となり、京都で育まれた琳派様式を江戸風にアレンジし、大名から庶民まで、多くの人々を魅了しました。
特に違いがあるのは花鳥図です。抱一や其一ら江戸琳派の絵師たちは、京都の琳派の平面的で装飾的な草花表現を基盤にしつつも、定番以外の草花や鳥、時には虫なども加え、琳派様式に四季絵の趣や写実表現を加味した江戸琳派ならではの花鳥図を創出しました。その季節感あふれる表現は、京都の円山四条派と並び、近代日本画の花鳥画の先鞭となりました。
細見コレクションでは早くから江戸琳派に注目し、抱一・其一の代表作をはじめ、ほぼ全ての画家を網羅しています。今回の展覧会では江戸琳派の優美にして瀟洒な花鳥画を、季節を追う構成で一堂に展示します。豊かな日本の四季を、江戸琳派のスタイルでご鑑賞ください。
展覧会概要
期間 | 2018/03/03(土) 〜 2018/04/15(日) |
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会場・開催場所 |
細見美術館
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時間 | 10:00~18:00(入館は17:30まで) |
休館日 | 月曜日 |
料金 | 一般:1,300円(1,200円) 学生:1,000円(900円) |
注意事項等 | ※()内は20名以上の団体料金 ※障がい者の方は、障がい者手帳等のご提示()内の料金にて入館いただけます |
お問い合わせ |
TEL:075-752-5555075-752-5555
FAX:075-752-5955 |
ホームページ | http://www.emuseum.or.jp |
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