Exhibitions展覧会

麗しき日本の美 -細見コレクション名品選-

2011/01/28(金) 〜 2011/04/17(日)

細見美術館 

細見美術館2011年の春季展は名作選!前期は伊藤若冲と江戸絵画、後期は琳派にスポットを当て、コレクションの中から厳選した名作をご紹介します。また、特集展示として優美な茶の湯の道具・飾りも展示。麗しき日本の美に出会う春の京都は如何でしょうか?

様々な時代やジャンルを象徴する作品で構成されている細見コレクション。今回の春季展では、その多彩なコレクションから人気の高いジャンルを精選して、前期に若冲や北斎をはじめとする江戸絵画を、後期では華麗なる琳派の世界をご紹介します。
また、同時に特集展示として茶の湯の道具や調度に施されたかざりも公開されます。
この機会に、日本美術の繊細、優美な感性が息づく麗しき日本の美をご堪能ください。

前期:「若冲と江戸絵画の世界」1/28(金)~3/13(日)


江戸時代は御用絵師狩野派による画一的な絵画が一般的でした。しかし18世紀になると、洋書の解禁などがきっかけとなり、文人画や写生画などといった多彩な作風が広まります。
円山応挙や池大雅らによる江戸絵画の優品、また浮世絵の巨匠・葛飾北斎の代表作は、近世文化の魅力を雄弁に伝えます。

中でも琳派とともに細見美術館の江戸絵画コレクションの双璧を成すのが、伊藤若冲です。彼の独創的な画風は江戸中期の京都で異彩を放ちました。この展覧会では鶏や鼠などの身近な生き物を、鋭い観察眼とともに温かいまなざしで捉えた作品を中心に紹介していきます。

後期:「琳派を愉しむ」 3/17(木)~4月17日(日)


江戸時代に花開いた日本美術の精華、琳派。本阿弥光悦、俵屋宗達によって試みられた王朝美の再現は、大胆な表現力で江戸初期の人々を圧倒。新たな時代の美意識を創り上げました。後に尾形光琳、酒井抱一が継承し、洗練の度を高めた琳派様式は、明確な色彩や優れた構成により、多大な人気を博しました。
中でも琳派が得意とした草花図は、江戸初期の宗達の金銀泥絵の花にはじまり、近代に活躍した雪佳まで、三百年以上にわたり描き継がれました。

ここでは細見コレクションの中から、草花図を中心に宗達や光琳をはじめ、中村芳中、神坂雪佳らによる典雅な上方琳派(京琳派)と、抱一や鈴木其一らによる瀟洒な江戸琳派に分けて紹介します。
それぞれの表現の違いも見比べながらお愉しみください。

展覧会概要

期間 2011/01/28(金) 〜 2011/04/17(日)
会場・開催場所 細見美術館
休館日 休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)、3月15、16日
料金 一般:1,000円(団体 800円)
学生:800円(600円)
注意事項等 ※団体は20名以上
お問い合わせ TEL:075-752-5555 075-752-5555
FAX:075-752-5955
ホームページ http://www.emuseum.or.jp/index.html

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