Exhibitions展覧会

生誕300年記念 伊藤若冲 -京に生きた画家-

2016/06/25(土) 〜 2016/09/04(日)

細見美術館 

奇想の画家として知られ時代も国も超えて高い人気を誇る江戸時代の絵師・伊藤若冲。細見コレクションの若冲作品を中心に、ゆかりの場所や作品の紹介、弟子たちの作品もあわせてご紹介します。精緻で色鮮やかな作品からユーモラスな水墨画まで、幅広い魅力をお楽しみください。

【作品画像】※すべて細見美術館蔵
(1)伊藤若冲筆「雪中雄鶏図」紙本着色
(2)伊藤若冲筆「糸瓜群虫図」絹本着色
(3)伊藤若冲筆「子犬に箒図」紙本墨画
(4)伊藤若冲筆「鼠婚礼図」紙本墨画


奇想の画家として知られる伊藤若冲は、江戸時代中期・正徳6年(1716)に京都・錦小路高倉にあった青物問屋「枡屋」の長男として生まれました。数え年で23歳のとき、若冲は父の死去に伴い家督を相続、四代目を継ぎます。しかし40歳を機に弟に家督を譲り、以後は絵画制作に没頭。その個性的な画風はさまざまな絵師が腕を競い合っていた京都において大きな注目を集め、評判を呼びました。
その後若冲は天明8年(1788)の大火で被災し一時大坂に身を寄せますが、晩年は京都・深草にある黄檗宗寺院の石峰寺の門前に隠棲し、寛政12年(1800)に85歳で亡くなるまで絵画三昧の人生を送りました。

贅沢な材料をふんだんに使い、技を凝らして描かれた精緻で大胆な若冲の作品あ、観る人を圧倒する「気」に満ちています。一方で、墨の濃淡や筆勢、紙の特性を生かした水墨画には、ユーモラスな視点や生き物を慈しむ優しいまなざしが感じられます。

それまでの日本の絵画には見られない奇抜なモチーフ、独創的な画面構成や絵画技法を駆使して創作を行った、江戸美術を代表する画家の一人として、若冲は時代や国を超えてみる人に強い印象を与え続けています。
生誕300年を機に開催するこの展覧会では、若冲が生まれその生涯を過ごした京都で開催する展覧会として、細見コレクションの若冲作品を中心に、ゆかりの場所や作品の紹介、弟子たちの作品もあわせてご紹介します。
若冲の魅力的な世界を、より実感していただける機会となるでしょう。ぜひ足をお運びください。

展覧会概要

期間 2016/06/25(土) 〜 2016/09/04(日)
会場・開催場所 細見美術館
時間 10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日 月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜日休館)
料金 一般:1,200円(1,100円)
学生:1,000円(900円)
注意事項等 ※()内は20名以上の団体料金
お問い合わせ TEL:075-752-5555075-752-5555
FAX:075-752-5955
ホームページ http://www.emuseum.or.jp

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