Exhibitions展覧会
アール・ヌーヴォーの装飾磁器
欧米で19世紀末~20世紀初頭にかけて全盛を極めたアール・ヌーヴォー様式。その影響を受けて生み出された、ヨーロッパ名窯の装飾磁器の数々を国内において初めて総合的に紹介する展覧会です。フランスのセーヴルやドイツのマイセンなどを中心に、日本との結びつきを示す作品や関連資料をご紹介します。
【作品画像】
(1)「釉下彩クロッカス文コーヒーサーヴィス」マイセン 岐阜県現代陶芸美術館蔵
(2)「上絵マーガレット文花瓶」 セーヴル (有)セレスト蔵
(3)「上絵金彩エジプト女性センターピース」(部分) KPMベルリン 岐阜県現代陶芸美術館蔵
アール・ヌーヴォーは、欧米で19世紀末~20世紀初頭にかけて全盛を極めた、工芸や建築、グラフィック・アートなどの多岐にわたる装飾様式で、流れるような曲線によって構成されたデザインを特徴としています。
アール・ヌーヴォー様式の流行は同時代における陶磁器にも顕著に現れることとなり、美しく優雅な作品や、東洋陶磁に倣った作品が次々と誕生していきます。これは、透明釉の下に多色の模様を施す釉下絵をはじめとする新しい技術や技法の開発があって、初めて可能になったものといえます。
この展覧会では、アール・ヌーヴォー様式によるヨーロッパ名窯の装飾磁器の数々を国内において初めて総合的に紹介するものです。
アール・ヌーヴォー最盛期といわれる1889年・1900年に開催されたパリ万国博覧会を軸に、フランスのセーヴルやデンマークのロイヤル・コペンハーゲン、ドイツのマイセンなど、釉下絵を伴ったヨーロッパを代表する名窯の作品を中心に、上絵付や結晶釉などの加飾による作品を交え、幅広く展示します。さらに、日本との結びつきを示す作品やアール・ヌーヴォーに影響を与えたと葛飾北斎『北斎漫画』などの関連資料、デザイン画や書籍など、合計約180点の資料を展示し、アール・ヌーヴォーの多彩な様相をご紹介します。
展覧会概要
期間 | 2017/02/28(火) 〜 2017/04/09(日) |
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会場・開催場所 |
細見美術館
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時間 | 10:00~18:00(入館は17:30まで) |
休館日 | 月曜日 |
料金 | 一般:1,300円(1,200円) 学生:1,000円(900円) |
お問い合わせ |
TEL:075-752-5555075-752-5555
FAX:075-752-5955 |
ホームページ | http://www.emuseum.or.jp |
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