Exhibitions展覧会

春季展 尼門跡の茶-宝鏡寺の名宝-

2010/01/07(木) 〜 2010/04/04(日)

宝鏡寺門跡 

人形の寺として親しまれている宝鏡寺(京都市上京区寺ノ内通堀川東入)は、江戸時代に後水尾天皇の皇女をはじめ、代々皇女たちが住持を務めた尼門跡寺院。ここでは幼少で入寺した皇女たちに御所から贈られた羽子板やかるた、天皇の御紋が入った茶道具、天皇や皇女たちの染筆等が大切に受け継がれてきました。この展覧会では、茶道具を中心に宝鏡寺の名品を約70点ご紹介いたします。

茶道資料館に程近い場所にあり、「人形の寺」として知られる尼門跡寺院・宝鏡寺(京都市上京区寺ノ内通堀川東入)。


「百々御所(どどのごしょ)」とも呼ばれるこの寺には、江戸時代には代々の内親王(皇女)が住持されていました。そのため、父君である天皇をはじめとした家族が住まう御所からは、寺に入った娘のために、と人形が多く贈られました。後に一般の人々からも供養のために人形が納められるようになり、今日まで親しまれています。

宝鏡寺には人形のほかにも皇女たちに関わる品々が数多く所蔵されており、幼少で入寺した皇女たちに御所から贈られた羽子板やかるた、天皇の御紋が入った茶道具、天皇や皇女たちの染筆等が大切に受け継がれてきました。
この展覧会では、茶道具を中心に、皇女たちによる和歌懐紙や絵図、実際に御使用になられた品を交えた宝鏡寺の名品約70点をご紹介します。

 

夕顔台子・皆具一式(後期展示)

夕顔溜平棗(七代中村宗哲作/後期展示)

今回は併設展として、近年茶道資料館の所蔵となった、屏風や画帖、印籠といった品々を公開する「茶道資料館新蔵品展」も開催されます。

また、同時期には宝鏡寺にても「春の人形展 幕末・宮廷の雅」展(1/9-4/3)が開催されます。

こちらでは幕末をテーマに、幼少時に宝鏡寺でお過ごしになったことがある皇女和宮の御遺愛品を中心に、幕末の宮廷美術が多数の雛や人形と共に展示されます。

皇室縁の名品の数々を通し、宮廷の雅の世界を楽しめる展覧会です。双方併せてお楽しみ下さい。

※展覧会は前期(1/7-2/21)、後期(2/23-4/4)の二期制です。前期・後期で展示替がございます。

※宝鏡寺での展覧会の詳細につきましては、宝鏡寺の公式ホームページをご覧下さい。

展覧会概要

期間 2010/01/07(木) 〜 2010/04/04(日)
会場・開催場所 宝鏡寺門跡
茶道資料館
時間 9:30~16:30(入館は16:00まで)
休館日 休館日:月曜日
※1/11、2/1、3/1、3/22は開館いたします
料金 一般:500円
大学生:350円
中学・高校生:300円
小学生以下無料
※ 小学生以下、茶道資料館メンバーシップ校の生徒・職員の方は無料となります(メンバーシップ加入校など、詳細については公式ホームページをご覧下さい)
注意事項等 ※20名以上で団体割引がございます。 ※2/26は館内でのコンサートイベントのため開館時間が18:20まで延長となります。
お問い合わせ TEL:075-431-6474075-431-6474
FAX:075-431-3060
ホームページ http://www.urasenke.or.jp/textc/gallery/tenji/index.html

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