Exhibitions展覧会

東嶺圓慈 禅画と墨蹟 龍澤寺・齢仙寺と近江の禅寺所蔵作品

2012/10/01(月) 〜 2012/12/15(土)

花園大学歴史博物館 

ユニークでユーモラスな画風で知られる禅僧・白隠。その門下のひとりで白隠の名を世に広めた東嶺圓慈にスポットをあてた展覧会です。白隠の書画を受け継ぎつつも、大胆な筆遣いで豪放さを感じさせる独創性は見る人を惹きつけてやみません。展覧会では、東嶺ゆかりの寺院に蔵されている遺墨を2期にわけてご紹介します。

「白隠あっての東嶺」か、「東嶺あっての白隠」か。

ユニークでユーモラスな書画作品で知られる禅僧・白隠慧鶴(はくいん・えかく/1685~1768)門下のひとり東嶺圓慈(とうれい・えんじ/1721~92)の功績を、後世の人々はこのように讃えます。
東嶺は白隠の名を民衆世界にも広め、同じく白隠門下のひとりだった遂翁元盧(すいおう・げんろ/1717~89)とともに「白隠二大神足」とならび称されています。

しかし、二人が白隠より受け継いだものは法灯だけに留まりません。
それは白隠に倣った禅画と墨蹟。二人は師に負けず劣らず、数多くの作品を遺しています。
とりわけ東嶺の独創的な遺墨は、見るものに強烈なインパクトを与え、現代の人々までも魅了しています。

白隠から受け継がれた東嶺の禅画と墨蹟は、白隠のそれを継承しつつも、白隠作品に増して大胆な筆遣いが見られます。「微細東嶺」と称される、禅風とは相反する豪放さがその魅力です。

この展覧会では、東嶺ゆかりの寺院に蔵されている遺墨を2期にわけてご紹介します。第1期(10/1~11/6)では東嶺の創建道場である龍澤寺(静岡県)の所蔵作品を、第2期(11/10~12/15)には齢仙寺(滋賀県)をはじめとする故郷近江の寺院につたわる遺墨を紹介します。
東嶺の作品を通して、師の足跡を辿るとともに、師の遺した禅画と墨蹟の魅力に迫ります。

展覧会概要

期間 2012/10/01(月) 〜 2012/12/15(土)
会場・開催場所 花園大学歴史博物館
時間 10:00~16:00(土曜日は14:00まで)
休館日 休館日:日曜日、花園大学の全学休講日、11/7(水)~9日(金)
※大学行事により臨時休館となる場合があります。
料金 入館無料
お問い合わせ TEL:075-811-5181075-811-5181
FAX:075-811-9664
ホームページ http://www.hanazono.ac.jp/museum/2012toreienji

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