Exhibitions展覧会

2005年度の京都精華大学、洋画コース卒業生の大野由美子による展覧会です。

大野は京都精華大卒業後、中欧ヨーロッパに渡り、ハンガリーとチェコ共和国で絵画学科とインターメディア学科で学びました。
昨年プラハ美術工芸大学大学院を卒業後もチェコに滞在し、制作活動を続けています。

この展覧会は「return」、つまりどこかに帰る、帰郷、などをテーマにした展覧会となっています。
ギャラリーフロールでのこの展覧会は大野にとって日本へ帰り、京都へ帰り、そして母校へ帰るという多重の意味を持ちます。

展示は大野の渡欧後５年間の作品と共に帰郷をテーマにした新作で構成されています。
物語的な絵画から始まり次第にインスタレーション、オブジェクトへとメディアを変えて行く大野の作品の方向性の変化、そして作品全般に一貫した要素が見えてきます。