Exhibitions展覧会

後藤靖香展「必死のパッチ」

2016/12/16(金) 〜 2017/01/21(土)

京都精華大学ギャラリー Terra-S 

京都精華大学芸術学部造形学科洋画コース出身の後藤靖香氏による個展。戦争に組み込まれていった無名の若者たちの葛藤や内面の苦しみ、知られざるエピソードを劇画調で表現した作品で評価されています。今回は幅10mに及ぶ新作と、過去の代表作数点を展示します。

後藤靖香氏(京都精華大学芸術学部造形学科洋画コース卒業)は、幼少時より自身の祖父や大叔父の戦争体験について話を聞いて育ったことから、戦争に組み込まれていった無名の若者たちの葛藤や内面の苦しみ、公の歴史には記されてこなかったエピソードを丹念に調査し、劇画調の画面で表すスタイルで近年高い評価を受けています。

この展覧会では、太平洋戦争の末期、昭和19年(1944年)に、西陣織物統制組合に、第一次陸軍偕行社軍需部より、金属徽章の代わりに西陣織の「徽章」が合計120万個発註されたというエピソードを元にした10mの新作と、過去の代表作数点を展示します。
この機会にぜひご高覧ください。
 

後藤靖香(ごとう・やすか)

1982年広島県生まれ。2004年京都精華大学芸術学部造形学科洋画コース卒業。広島県在住。
幼少時より自身の祖父や大叔父の戦争体験について話を聞いて育つ。戦争に組み込まれていった無名の若者たちの葛藤や内面の苦しみ、公の歴史には記されてこなかった戦闘行為外の無数のエピソードを丹念に調査し、劇画調の画面で表す現在のスタイルを築く。「絵画の庭-ゼロ年代日本の地平から」(2010、国立国際美術館)、「ライフ=ワーク」(2015、広島市現代美術館)、「六本木クロッシング」(2016、森美術館)などのグループ展に参加。個展多数。VOCA展奨励賞(2011年)、絹谷幸二賞(2012年)受賞。

 

展覧会概要

期間 2016/12/16(金) 〜 2017/01/21(土)
会場・開催場所 京都精華大学ギャラリー Terra-S
時間 10:00~18:00
休館日 日曜日(ただし12月18日は開館)
年末年始(12月29日(木)~2017年1月4日(水))、1月9日(月)
料金 無料
お問い合わせ TEL:075-702-5197075-702-5197
FAX:075-702-5352
E-Mail kouhou@kyoto-seika.ac.jp
ホームページ https://www.kyoto-seika.ac.jp/fleur/past/2016/1216patch/index.php

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