Exhibitions展覧会
自由の場所
2018年度の京都精華大学建学50周年に先駆けたプレ企画であり、本学の建学理念としても掲げられる「自由自治」あるいは「自由」をテーマとして開催するものです。芸術はもちろん、あらゆる文化において避けて通れない重要な問題である「自由」について、素朴に問い直します。
「自由の問題は、今日の国家と世界の運命にかんする問題を考えようとするばあいに、それはわれわれの行く手に、聳立している絶壁のように感じられる。」(自由の問題,岡本清一,1959)
この展覧会は2018年度の京都精華大学建学50周年に先駆けたプレ企画であり、本学の建学理念としても掲げられる「自由自治」あるいは「自由」をテーマとして開催するものです。
1968年、全共闘に代表される超党派的な学生運動が起こり、全国の大学がまさに紛争状態に突入する真っ只中、京都精華大学の前身となる京都精華短期大学が英語英文科、美術科の2学科をもって開学しました。同大学は同志社大学のリベラルな政治学者であった岡本清一を学長に据え、形骸化した学問の自由と大学の自治の再構築を目的としてまったく新しい大学の創造をめざすべく誕生しました。
岡本清一の言葉にもあるように、自由の問題は、あらゆる文化において避けて通れない重要な問題です。芸術の歴史も自由をめぐる闘争の歴史と読み変えることが出来るのかもしれません。
展覧会では、この人類の精神史における大きな問題について素朴に問い直してみたいとおもいます。それは芸術と社会のかかわりを、そして大学と社会のかかわりを考える上での、終わりのない対話の場所となるはずです。この展覧会があらかじめ与えられた「自由な場所」ではなく「自由の場所」を探る実践のひとつとして、機能する事を期待します。
出展作家
菊畑茂久馬、西雅秋、二藤建人、迫鉄平、hyslom(加藤至、星野文紀、吉田祐)
展覧会概要
期間 | 2017/12/19(火) 〜 2018/01/11(木) |
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会場・開催場所 |
京都精華大学ギャラリー Terra-S
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時間 | 11:00~18:00 |
休館日 | 年末年始(12月29日~1月4日) |
料金 | 無料 |
お問い合わせ |
TEL:075-702-5263075-702-5263
FAX:075-702-8819 |
fleur@kyoto-seika.ac.jp | |
ホームページ | http://www.kyoto-seika.ac.jp/fleur/ |
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