Exhibitions展覧会

人の心のあたたかさと,理くつなしの涙~一教師・大橋まりの記憶と記録~

2012/04/28(土) 〜 2012/08/28(火)

京都市学校歴史博物館 

戦前から戦後に実際に小学校教師として活動していた、大橋まりさん。一教師である彼女の歩みを通し、その人生のあゆみを辿りながら昔の学校生活のかけがえのない思い出を辿っていきます。ありふれていながら、かけがえのない思い出を宿した品々から、人の心の温かさを感じ取れる展覧会です。

戦中から戦後にかけて、一教師として生涯を全うした、ひとりの女性。
その教師の記憶と記録にふれ、そこに生命を吹きこむ。

この企画展は、小学校教師・大橋まり(1923~2009)の教師人生をふり返り、そこに宿るさまざまな思いと情景を追体験する試みです。

今回展示するのは、学校に遺された貴重な美術工芸品の他には、主に卒業文集や写真、手紙など,ありふれたものばかりです。しかしそこには、大橋先生とその児童たちが残した、かけがえのない生活の思い出が宿っています。

教師就任直後の学童集団疎開、終戦後に教え子たちと離ればなれになったこと、卒業文集を通じて旧交を温めたこと、音楽を通じてさまざまな喜びと出会いがあったこと...。
この企画展を通して、戦中戦後の激動期を生きた大橋まりという一教師の歩みをもとに、学校生活の中で生まれた「人の心のあたたかさ」を感じていただけると幸いです。

大橋先生を知る方も、ご存知ない方も、是非ご観覧ください。

同時開催


■ 併設展示「疎開の記録」
アジア太平洋戦争の末期から終戦直後まで(1945年春~秋)実施された,幼い子どもたちにとって過酷な学童疎開。子どもたちの心には、一体何が焼き付けられたのでしょうか。子どもたちが疎開先で描いた貴重な絵や疎開先で書かれた手紙などをご覧いただき、当時の子どもたちの思いを感じ取っていただけると幸いです。(全期間計31点展示予定)

■併設展示「戦後の音楽教科書」
教科書とは、編集された時の風潮や教育方針が反映されることで、時代によって大きくかわるものです。
今回の展示では、小学生用の教科書を中心に、様々な音楽教科書を展示いたします。
それぞれの教科書の特徴をご覧いただき、教育の多様性・可能性を感じていただけると幸いです。(全期間計13点展示予定)

展覧会概要

期間 2012/04/28(土) 〜 2012/08/28(火)
会場・開催場所 京都市学校歴史博物館
時間 9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日 休館日:水曜日(祝日の場合は翌日)
料金 大人:200円
小中高校生:100円
注意事項等 ※団体割引有り:20名以上 ※ 団体での見学の場合、職員の解説がつきます(要予約) ※ 京都市内の小中学生は土・日曜日無料 ※ 身体障害者手帳をお持ちの方、及び介助者(1名)は無料
お問い合わせ TEL:075-344-1305075-344-1305
FAX:075-344-1327
ホームページ http://kyo-gakurehaku.jp/

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