Exhibitions展覧会

男女共学化の時代 戦後京都の公立高・女子高・男子高

2016/07/02(土) 〜 2016/09/25(日)

京都市学校歴史博物館 

日本における公立高の男女共学化は第二次世界大戦後にGHQの意向による教育改革で成されました。今回は京都の公立高における男女共学化の過程を資料を通してたどり、他地域と比べて京都は早いうちから共学化が徹底され受け入れられてきたその背景と時代をを描き出します。

中等教育における男女共学化は、第二次世界大戦後、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)の意向が強く反映された教育改革によってなされました。この改革はGHQの下部組織である地方軍政部の指導の下に各地域で実施され、地方軍政部の管理が厳格だった京都の効率高等学校では、昭和23年(1943)10月に地域制(小学区制)・総合制とが同時に実施、徹底されました。そのため京都では公立高の男女共学は「あたりまえ」だと思われています。しかし、他の地域では戦後になって公立の女子高・男子高が誕生したところがあり、そのうちいくつかは現在でも男女別学のままとなっています。

京都の公立高で男女共学化が実施・徹底できた要因にはいくつか要因があります。
そのひとつに、京都には戦前から私立の中等教育学校が多く、戦後それらの学校が女子高・男子校になり男女別学のニーズに応えたことがあります。

今回の展覧会では、昭和50年(1975)頃までを対象に、京都市内の公立高において男女共学化が実施され、受け止められてきた過程に関連する写真や学校新聞、教科書などを、女子高・男子高の資料も含めて展示します。それらを通して、京都における男女共学化の時代を描き出します。

展覧会概要

期間 2016/07/02(土) 〜 2016/09/25(日)
会場・開催場所 京都市学校歴史博物館
時間 9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日 水曜日
料金 大人:200円(160円)
小中高生:100円(80円)
注意事項等 ※()内は20名以上の団体料金 ※京都市内の小中学生は土日は入館無料となります ※上記入館料で常設展・企画展どちらもご覧いただけます。
お問い合わせ TEL:075-344-1305075-344-1305
FAX:075-344-1327
E-Mail rekihaku-jigyou@edu.city.kyoto.jp
ホームページ http://kyo-gakurehaku.jp

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