Exhibitions展覧会
特別企画展「堂本元次展 -こころに映(は)ゆ-」
堂本印象の弟子であり義理の甥にあたる、昭和~平成に活躍した日本画家・堂本元次の初回顧展。学生時代から戦後の代表作、下絵など約80点を通し、その世界観をご紹介します。過酷な戦争体験を持ちながらも、優しく穏やかな世界を描き続けたその画業を、この機会にご高覧ください。
昭和~平成に活躍した日本画家・堂本元次(1923-2010)の初の回顧展です。
京都市に生まれた元次は、昭和16年(1941)に京都市立美術工芸学校(現・京都市立銅駝美術工芸高等学校)を卒業後、京都市立絵画専門学校(現・京都市立芸術大学)に入学し画家を志します。しかし昭和18年(1943)に繰り上げ卒業し出征。応召中の広島で被爆します。
復員後、元次は原爆症に悩まされながらも日展を舞台に画家として活動を開始。早くよりその画才を認められます。また、学生時代の恩師の紹介により、日本画家・堂本印象の長兄の女婿となるとともに、印象に師事し現代的な風俗画や抽象画などさまざまなジャンルに挑みます。
元次の画風に転機が訪れるのは、昭和54年(1979)、56歳のときに初めて中国を訪れてからです。中国の素朴な風景に魅せられた元次は、以後中国に取材した作品を発表するようになります。そして昭和57年(1982)の日展に出品した《土匂う里》が内閣総理大臣賞を受賞。絵に対する深い情熱を持ちながらも、それを抑制した穏やかな表現を展開させた作風が高く評価されました。その後昭和62年(1987)には日本芸術院賞を受賞。元次は日展の重鎮として確固たる地位を築きました。
今回の展覧会では、そんな堂本元次による作品約80点を展示。戦後の代表作をはじめ、素描や小下絵、さらに学生時代の作品までを紹介し、彼の多彩な画業をたどります。
展覧会概要
期間 | 2016/04/03(日) 〜 2016/06/12(日) |
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会場・開催場所 |
京都府立堂本印象美術館
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時間 | 9:30~17:30(金曜日は19:30まで/入館は閉館30分前まで) |
休館日 | 月曜日(ただし、5月2日(月)は開館) 展示替期間:5月9日(月)~10日(火) |
料金 | 一般:500円(400円) 高大生:400円(320円) 小中生:200円(160円) |
注意事項等 | ※()内は20名以上の団体料金 ※65歳以上の方は無料(年齢を証明できるものをご提示ください) ※障害者手帳をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料 |
お問い合わせ | TEL:075-463-0007075-463-0007 |
ホームページ | http://insho-domoto.com |
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