Exhibitions展覧会
ドヴァランス-システムを遊び場に
現在フランスで最も精力的に活動しているグラフィックデザイン・スタジオ「deValance(ドヴァランス)」の日本初個展。ドヴァランスが現代グラフィックデザイン変革の一翼を担ってきたことを示す代表的な作品の数々をご覧いただけます。この機会にご高覧ください。
Designed by deValence
deValence(ドヴァランス)は、現在フランスで最も精力的に活動しているグラフィックデザイン・スタジオの一つです。その質の高いデザインの手法は数多くの分野で高く評価され、これまでにヴェネツィア・ビエンナーレ、ポンピドゥー・センター、オーベルヴィリエ国立演劇センター、インテリア・デザイン国際見本市「メゾン・エ・オブジェ・パリ」、ハーバード大学、さらにはピエール・ユイグ、ラファエル・ザルカ、サーダン・アフィフといったフランスを代表する現代アーティストを顧客としてきました。
ドヴァランスのグラフィックデザインは、厳密で効果的な独自の視覚システムを展開し、受け手が能動的にデザインを見、考え、読み取ることを促します。スイスとオランダのデザインの系譜に連なるドヴァランスは、タイポグラフィー、そして形態を操作するプロセスに細心の注意を払っているのです。
また、活発なデザインの仕事と並行して、スタジオは出版社B42を併設しており、デザインを含む視覚文化全般に関わる書籍を出版し、視覚文化および社会におけるデザイナーの役割について考察するツールを提供することにも力を入れています。
日本初となる今回の個展では、ドヴァランスが現代グラフィックデザイン変革の一翼を担ってきたことを示す代表的な作品の数々をご覧いただけます。この機会にぜひご高覧ください。
deValance(ドヴァランス)
フランス・パリで2001年に創設されたデザインスタジオ。アレクサンドル・ディモスとジスラン・トリブレがスタジオを率い、主に現代アート、建築、演劇、芸術文化関連の出版物といった分野のグラフィックデザインを手がけている。
デザインの仕事だけに留まらず、講演会の開催などを通し、グラフィックデザインについて考える場を生み出すプロジェクトに常に関わってきた。こうした活動の延長上で、アレクサンドル・ディモスは2008年にデザイン、タイポグラフィー、建築、社会科学を専門領域とする出版社「B42」を設立。スタジオの活動を補完する重要な組織となる。B42の出版物の中で代表的なものとしては、ヨースト・ホフリ、寄藤文平、ロビン・キンロス、ジョン・バージャーの書籍、そして雑誌『バックカバー』がある。
アレクサンドル・ディモスは、2012年にヴィラ九条山レジデントとして滞在して以来、日本と強い繋がりを保っており、日本のグラフィックデザインに関する記事や翻訳を出版している。アレクサンドル・ディモスは国際グラフィック連盟(AGI)のメンバーである。
ドヴァランスの作品は、フランスでは、国立造形芸術センター(CNAP)、パリ装飾芸術美術館、フランス国立図書館、ペイ・ド・ラ・ロワール地域圏FRAC(現代アート地域基金機構)、国立グラフィック・センター「Le Signe」に収蔵されている。2019年、ドヴァランスはショーモン国際グラフィックデザインビエンナーレでグランプリを受賞した。
展覧会概要
期間 | 2019/08/28(水) 〜 2019/10/23(水) |
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会場・開催場所 |
京都dddギャラリー
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時間 | 11:00~19:00(土曜・9月8日は18:00まで) |
休館日 | 日曜・祝日 ※9月8日(日)は特別開館 |
料金 | 無料 |
お問い合わせ |
TEL:075-871-1480075-871-1480
FAX:075-871-1267 |
ホームページ | http://www.dnp.co.jp/CGI/gallery/schedule/detail.cgi?l=1&t=2&seq=00000747 |
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