Exhibitions展覧会

夏季企画展「屏風が映し出す縁」

2017/07/01(土) 〜 2017/09/26(火)

千總ギャラリー 

千總には、長澤蘆雪や岸竹堂、今尾景年などかつて京都で活躍した日本画家たちの屏風が数多く残されています。今回の展覧会は、祇園祭中に京都の大店が秘蔵のコレクションを公開する「屏風祭」に合わせ、千總の屏風コレクションを一挙紹介します。ぜひこの機会にご高覧ください。

千總には、かつて京都で活躍した日本画家たちの屏風が数多く残されています。
その中には、円山応挙の門下に学んだ江戸後期の画家・長澤蘆雪や、 明治の京都画壇を代表する岸竹堂、今尾景年に始まる錚々たる画家が名を連ねており、千總と京都の画家との繋がりがうかがえます。商いを続ける中で、千總は幾度も様々な縁によって支え、支えられながら歴史を紡いできたのです。

激動の明治時代は、日本画家を取り巻く環境もまた変化に富んだものでした。大きな社会変動の波に押され困窮する画家が出てくる中、千總は彼らに染織品の下絵の製作を依頼し、パトロンとしてその生活を支えました。日本画家たちの下絵をもとに制作された友禅や刺繍による額や屏風・衝立など美術染織品と呼ばれる作品は、それまでの染織品にはなかった写実性と意匠の斬新さが加わり、千總の友禅は国内外に知られることとなりました。
さらに、京都府画学校(後の京都市立美術工芸学校、京都市立絵画専門学校)や京都美術協会の設立に携わり、千總は京都における近代美術工芸の発展に大きく貢献したのです。
千總の屏風コレクションは、そんな日本画家たちや京都の近代美術とのさまざまな縁によって集まったものです。

今回の展覧会では、祇園祭期間中に京都の大店が秘蔵のコレクションを公開する「屏風祭」に合わせて、千總の屏風コレクションを一挙紹介。屏風からうかがえる千總と日本画家たちとの縁に、京のまちに息づく老舗としての千總の姿を探ります。ぜひこの機会にご高覧ください。

展覧会概要

期間 2017/07/01(土) 〜 2017/09/26(火)
会場・開催場所 千總ギャラリー
時間 10:00~18:00
※7月15・16日は21:00まで開館延長
休館日 水曜日
料金 無料
注意事項等 ※展示替・特別貸切で臨時休館する場合がございます。詳細は施設までお問い合わせください。
お問い合わせ TEL:075-211-2531075-211-2531
FAX:075-211-2530
ホームページ http://www.chiso.co.jp/gallery/201707/

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