Exhibitions展覧会

没後90年 近代日本洋画の巨匠 黒田清輝展

2014/06/07(土) 〜 2014/07/21(月)

京都文化博物館 

明治から大正期にかけて活躍した「日本洋画の父」黒田清輝の没後90周年を記念した回顧展。東京国立博物館、東京文化財研究所の全面協力のもと、《湖畔》《智・感・情》などの代表作や初公開作品など約160点を一堂に展示します。黒田清輝の明るい外光に満ちた自然な世界を存分にお楽しみください。

【作品画像】
(1)黒田清輝「湖畔」 明治30年(1897) 東京国立博物館蔵(画像提供:東京文化財研究所) 重要文化財 ※ポスター使用画像
(2)黒田清輝「グレーの原」 明治23年(1890)頃 東京国立博物館蔵(画像提供:東京文化財研究所)
(3)黒田清輝「ダリア」 大正2年(1913) 東京国立博物館蔵(画像提供:東京文化財研究所)
(4) 黒田清輝「もるる日影」 大正3年(1914) 東京国立博物館蔵(画像提供:東京文化財研究所)


明治から大正期にかけて活躍し、日本洋画界に大きな影響を与えた巨匠・黒田清輝(くろだ・せいき)。
2014年はその没後90年にあたります。

 鹿児島・島津藩士の家に生まれた黒田は、当初は法律家を志し、明治17年(1884)にフランスへ留学します。そこで同じく留学していた日本人画家たちや、フランスで活躍していた日本人美術商・林忠正らとの交流を経て、黒田は画家の道を選ぶことを決めます。黒田は当時のフランスのサロンで高い評価を受けていた画家・ラファエル・コランに師事し、人体デッサンをはじめ本格的な西洋画の教育を受けました。帰国後、黒田は日本で唯一の洋画団体であった明治美術会で次々に名作・話題作を発表し、日本の洋画界をリードしました。

今回の展覧会では、近年確認されたフランス留学中にパリ郊外のグレー=シュル=ロワン村で描かれた作品《グレーの原》を初公開。また、フランスから帰国後に訪れた京都で着想を得た《昔語り》の関連作品群、や、芦ノ湖のほとりで涼む女性を描いた代表作《湖畔》(重要文化財)など、東京国立博物館、東京文化財研究所の全面的な協力のもと、約160点の代表作を展示します。
日本の画壇で裸体画をめぐる論争の渦中に発表された作品《智・感・情》(重要文化財)に関しては、蛍光画像・反射金赤外線画像をあわせて展示し、東京文化財研究所による最先端の研究成果から作品に迫ります。

黒田清輝の、明るい外光に満ちた自然な世界、そして確かな技術に根ざした多様な試みを、作品を通して存分にお楽しみください。

展覧会概要

期間 2014/06/07(土) 〜 2014/07/21(月)
会場・開催場所 京都文化博物館
時間 10:00~18:00(金曜日は~19:30/入室は閉室30分前まで)
休館日 月曜日(祝日の場合は開館)
料金 一般:1,200円(1,000円)
大高生:800円(600円)
中小生:400円(300円)
注意事項等 ※()内は前売・20名以上の団体料金 ※上記料金で、2階総合展示・3階フィルムシアターもご覧いただけます。
お問い合わせ TEL:075-222-0888075-222-0888
FAX:075-222-0889
ホームページ http://www.bunpaku.or.jp/exhi_kuroda.html

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