Exhibitions展覧会
谷崎潤一郎文学の着物を見る
大正・昭和期の文豪・谷崎潤一郎は。その著作の中で女性とその装いを濃密に表現しました。この展覧会では、さまざまな資料を元に、谷崎作品を彩る登場人物の着物の着こなしを改めて検証。また「細雪」「痴人の愛」など代表作のヒロインたちの装いをアンティーク着物で再現します。この機会にぜひご高覧下さい。
【作品画像】(1)「肉塊」ダンスホール女性(2)「台所太平記」鈴(3)「痴人の愛」ナオミ/短靴:大塚政靴蔵(4)「細雪」雪子
(1)~(4)いずれも 着物監修:大野らふ 着物写真 協力:河出書房新社 撮影:大橋愛
文豪・谷崎潤一郎(1886-1965)は、その著作の中で女性とその装いを濃密に表現しました。しかし、没後半世紀を経て、日常生活において着物と馴染みが薄くなりつつある現代においては、作中の描写からその様子を思い描くことは難しくなってきています。谷崎自身が想定していた着物とは、いったいどのようなものだったのでしょうか。
今回の展覧会では、さまざまな資料を元に、谷崎作品を彩る登場人物の着物の着こなしを改めて検証します。あわせて、代表作「細雪(ささめゆき)」をはじめ、「痴人の愛」「春琴抄(しゅんきんしょう)」「台所太平記」など、多様な作品に表された魅力あふれるヒロインたちの華やかな装いの数々を、谷崎の文章や挿絵、当時の時代風俗なども手掛かりに、アンティーク着物で再現します。
また、谷崎はアサヒビール大山崎山荘美術館の本館である「大山崎山荘」を建てた実業家・加賀正太郎(1888-1954)とも交流がありました。大正から昭和にかけて建てられた山荘は、まさに谷崎が生き、彼によって描かれた多くの物語と同時代の建築です。かつての雰囲気を色濃く残すこの建物とともに、谷崎文学の世界をご堪能下さい。
展覧会概要
期間 | 2018/09/15(土) 〜 2018/12/02(日) |
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会場・開催場所 |
アサヒグループ大山崎山荘美術館
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時間 | 10:00~17:00(入館は16:30まで) |
休館日 | 月曜日 ※ただし9月17日・24日、10月8日、11月19日・26日は開館 9月18日・25日、10月9日(いずれも火曜日)は閉館 |
料金 | 一般:900円(800円) 高大生:500円(400円) 中学生以下無料 障害者手帳をお持ちの方:300円 |
注意事項等 | ※()内は20名以上の団体料金 |
お問い合わせ |
TEL:075-957-3123075-957-3123
※総合案内 FAX:075-957-3126 |
ホームページ | http://www.asahibeer-oyamazaki.com/ |
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