Exhibitions展覧会
澤乃井櫛かんざし美術館所蔵 櫛・かんざしとおしゃれ展 -粋に華やかに、麗しく-
江戸時代、身分や職業で服装や装飾品が規制されるなか、女性たちは櫛・簪などの髪飾りに個性を求めました。この展覧会では、東京の澤乃井櫛かんざし美術館の所蔵品から、職人が創意工夫を凝らした櫛・簪と当時の風俗を伝える浮世絵を併せた約300点をご紹介します。日本の工芸の粋が凝縮された作品をご高覧下さい。
【作品画像】
(1)羊遊斎《渦巻文様蒔絵櫛》江戸時代 澤乃井櫛かんざし美術館蔵
(2)法橋光琳(印)《鷺文様蒔絵櫛》江戸時代 澤乃井櫛かんざし美術館蔵
(3)《扇梅鳥籠り金銀珊瑚びらびら簪》江戸時代 澤乃井櫛かんざし美術館蔵
(4)一鶯斎国周《当勢三十二想 酔が覚相》1869年 ポーラ文化研究所蔵
江戸時代、女性たちは身分や職業によって服装や装飾品を規制されていました。しかし、そのような制限のなかで、女性たちは髪飾りに個性を求め、職人が創意工夫をこらした多種多様な櫛やかんざしで自らを飾り、おしゃれを楽しんでいました。
東京都青梅市にある澤乃井櫛かんざし美術館には、祇園に生まれ、舞妓となり、後に東京で料亭の女将として多くの人を魅了した岡崎智予(1924-1999)が収集した作品が所蔵されています。所蔵品には、文化が爛熟し工芸的技術が最も高い水準に達した江戸後期のものをはじめ、尾形光琳(1658-1716)、酒井抱一(1761-1829)、原羊遊斎(1769-1845)ら高名な美術家による逸品も含まれています。素材には鼈甲や象牙、金、銀、ガラス、技法においては蒔絵や透かし彫り、螺鈿、切子などが幅広く用いられています。また、モチーフも四季の植物から人物、風景、民話や日本地図といった一風変わったものまであり、非常にバラエティに富んでいます。
今回の展覧会では、日本の工芸の粋を凝縮した櫛、かんざしとともに、当時の風俗を伝える浮世絵をあわせた約300点をご紹介します。この機会にぜひご高覧下さい。
※会期中展示替がございます
展覧会概要
期間 | 2018/12/15(土) 〜 2019/02/24(日) |
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会場・開催場所 |
アサヒグループ大山崎山荘美術館
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時間 | 10:00~17:00(最終入館は16:30まで) |
休館日 | 月曜日(ただし12月17日、1月14日、2月11日は開館) 1月15日(火)、2月12日(火) 年末年始(12月25日~1月3日) |
料金 | 一般:900円(800円) 高大生:500円(400円) 中学生以下無料 障害者手帳をお持ちの方:300円 |
注意事項等 | ※()内は20名以上の団体料金 |
お問い合わせ |
TEL:075-957-3123075-957-3123
※総合案内 FAX:075-957-3126 |
ホームページ | http://www.asahibeer-oyamazaki.com/ |
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