Exhibitions展覧会

開館20周年記念「未来も新しくまた過去も新しい―工芸の名品より」

2016/06/11(土) 〜 2016/09/04(日)

アサヒグループ大山崎山荘美術館 

アサヒビール大山崎山荘美術館の開館20周年記念展第2弾。今回は工芸品に注目。民藝運動の祖・柳宗悦の言葉「未来も新しく過去もまた新しい」をテーマに、アサヒビール初代社長・山本爲三郎のコレクションから厳選した陶磁器や工芸品、50点以上をご紹介します。ぜひご高覧ください。

【作品画像】
(1)《ペルシア 獣文鉢》 陶器 8.5(h)×16.0cm
(2)《ペルシア 白地藍彩双獣把手壺》 陶器 17.0(h)×20.0cm
(3)《ペルシア 青釉手付壺》 陶器 21.0(h)×15.0cm
(4)《ハンガリー 王・王女文鉢》 陶器 9.1(h)×42.8cm
すべて アサヒビール大山崎山荘美術館蔵


アサヒビール大山崎山荘美術館は1996年4月に開館し、今年で20周年を迎えます。
前回の「終わりなき創造の旅―絵画の名品より」展に続き、開館20周年を記念する今回の展覧会では、タイトルの「未来も新しく過去もまた新しい」をテーマに、所蔵する工芸作品のなかから厳選した名品の数々をご紹介します。

「未来も新しく過去もまた新しい」―この言葉は、民藝運動の指導者・柳宗悦(やなぎ・むねよし)の言葉です。(大正15年9月19日「下手ものゝ美」越後タイムス)
柳は、急速な近代化によって失われつつあった民藝の品々に着目し、これまで顧みられることがなかった伝統的なものにこそ美が宿っていると唱え、新たな価値をつくりだしました。

今回の展覧会では、柳の思想に共感し民藝運動を厚く支援したアサヒビールの初代社長・山本爲三郎(やまもと・ためさぶろう)が新しい美を求めて蒐集した、《ペルシア 獣文鉢》をはじめ、《ハンガリー 王・王女文鉢》や中国の《明 万暦赤絵花入》、オランダの《赤絵大皿》など、世界各地の古陶磁約40点を一挙に展示します。
また、山本が深い理解を示した未来へ向けた美の創造にも焦点を当てます。今回は濱田庄司、河井寬次郎、芹沢銈介、棟方志功ら山本と縁の深い作家たちによる、伝統的なものに範を得つつ現代的な造形へと昇華した作品約15点をご紹介します。
今では企業メセナによる社会還元・支援活動は当たり前となりましたが、山本の活動はその先鞭といえるものです。展示を通し、山本の幅広い文化支援活動の業績にも迫ります。

未来へ向け新たな一歩を踏み出すアサヒビール大山崎山荘美術館。その節目となる記念すべき展覧会を、どうぞご覧ください。

※会期中、一部展示替がございます。

展覧会概要

期間 2016/06/11(土) 〜 2016/09/04(日)
会場・開催場所 アサヒグループ大山崎山荘美術館
時間 10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日 月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜日休館)
料金 一般:900円(800円)
高校・大学生:500円(400円)
中学生以下無料
障害者手帳をお持ちの方:300円
注意事項等 ※()内は20名以上の団体料金
お問い合わせ TEL:075-957-3123075-957-3123
※総合案内
FAX:075-957-3126
ホームページ http://www.asahibeer-oyamazaki.com/

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