Exhibitions展覧会

美の再発見 アサヒビール大山崎山荘美術館の名品より

2012/06/06(水) 〜 2012/10/14(日)

アサヒグループ大山崎山荘美術館 

大山崎山荘が建てられてちょうど100年目を迎える2012年、安藤忠雄設計による新スペース「夢の箱」を加え、新たなスタートを切る大山崎山荘美術館。今回はルノワールやゴッホなどの絵画から、珠玉の民芸コレクションの名品まで、美術館を代表する品々を通じ、その魅力を再発見します。

大正時代が幕を開けた1912年、大山崎山荘は関西の実業家・加賀正太郎の邸宅として着工されました。奇しくも、それからちょうど100年目にあたる今年2012年、「アサヒビール大山崎山荘美術館」には、建築家・安藤忠雄氏設計による新スペース「夢の箱」が加わり、新たなスタートを切ります。

この展覧会では、人々の出会いや交友を軸に、オーギュスト・ルノワールやフィンセント・ファン・ゴッホなどの絵画をはじめ、バーナード・リーチや富本憲吉らによる珠玉に名品を通じて、山荘やこれを取り巻く時代にまつわる物語を紐解き、文化の発信地としての大山崎山荘美術館の意義を見つめ直します。

大山崎山荘が生まれた大正から昭和初期はデモクラシーの機運に乗った「白樺派」が西洋の美術作品を日本に紹介し、白樺同人のひとりであった柳宗悦らが日曜の雑記に新たな美を見出した、「美の再発見」の時代でした。

この時代を代表するのが、1928年、御大礼記念国産振興東京博覧会の展示館として作られた「民藝館」です。柳宗悦らは「民藝館」に建築と調度品が融合した総合的な美、民藝運動の理念を初めて具現化し、「生活に即した美」(用の美)を世に問いました。
その後、「民藝館」は、民藝運動の支援者であったアサヒビールの初代社長・山本爲三郎(ためさぶろう)の邸内にうつされ、「三國荘(みくにそう) 」と名づけられました。
これら三國荘の調度類を含む山本のコレクションは、実業家・加賀正太郎の大山崎山荘と出会い、 1996年に 「アサヒビール大山崎山荘美術館」が誕生しました。
二つが結びついた背景には、同時代を生きた山本と加賀との運命的なつながりが感じられます。

さまざまな人々の出会いと交友、新しい価値観との出会い...「出会い」の糸が、これまでの時代を紡ぎだしていきました。革新の気にみちた時代のもとに生まれた出会いと発見が、アサヒビール大山崎山荘美術館でひとつになり、いま、さらに次のステップに進みます。
その始まりとなる今回の展覧会、ぜひ足をお運びください。

※展覧会は二期制です。展示替される作品がございます。
【前期】6/6(水)~7/25(水)/【後期】8/1(水)~10/14(日)

展覧会概要

期間 2012/06/06(水) 〜 2012/10/14(日)
会場・開催場所 アサヒグループ大山崎山荘美術館
時間 10:00~17;00
休館日 休館日:月曜日(祝日の場合は翌日) ※ただし、8/31(月)は開館
展示替期間(7/26(木)-31(火))
料金 大人:900円(800円)
高大生:500円(400円)
中学生以下無料
障害者手帳をお持ちの方:300円
注意事項等 ※()内は20名以上の団体料金です。
お問い合わせ TEL:075-957-3123075-957-3123
(総合案内)
FAX:075-957-3126
ホームページ http://www.asahibeer-oyamazaki.com/index.html

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