Exhibitions展覧会
植物のものがたり-夏のアサヒビール大山崎山荘美術館コレクション-
人間の想像力を刺激し、芸術の源泉ともなってきた植物。今回の展覧会では、モネの《睡蓮》や大山崎山荘の建設者・加賀正太郎の『蘭花譜』、植物を描いた陶磁器など、美術館の所蔵品から植物にまつわる表現の数々をご紹介します。夏休み期間には親子で楽しめる企画も多数開催予定です。
【作品画像】
(1)クロード・モネ《睡蓮》1914-17年 アサヒビール大山崎山荘美術館蔵
(2)加賀正太郎監修 『蘭花譜』より「no.43 カトレヤ・クロソ‘オオヤマザキ’」1946年 アサヒビール大山崎山荘美術館蔵
(3)《李朝 鉄絵草文瓶》17-18世紀 アサヒビール大山崎山荘美術館蔵
(4)濱田庄司《刷毛目蝋抜黍文扁壺》1932年頃 アサヒビール大山崎山荘美術館蔵
創造の源泉を求めて旅に明け暮れたクロード・モネは、晩年になるとパリ近郊のジヴェルニーに暮らし、絵を描くように庭を造りました。草木の配置や花の組みあわせを研究し、庭師を使い、自身のイメージを現実の庭に再現したのです。庭に思索と安穏を見いだしたモネは、この庭から数多くの作品を生みだしました。
草花の美しさは、我々の想像力を刺激し、その芳しい香りは潤いをあたえ、植物がもつ豊かな生命力は人々の憧れでありつづけてきました。今回の展覧会では、そんな植物にまつわる表現の数々を、アサヒビール大山崎山荘美術館の所蔵品から紹介。クロード・モネの《睡蓮》や大山崎山荘を建設した加賀正太郎の遺品である『蘭花譜』 をはじめ、植物が描かれた古陶磁や、河井寬次郎、濱田庄司らが手がけたやきものなどを展示するとともに、表現と時代背景について考察します。
この他にも、夏休み期間にあわせ、「子どもギャラリーツアー」や「子どもキャプション」、宝探し気分で展覧会を楽しめるワークシート配布など、親子で楽しめる催しも数多く予定しています。
また、約5500坪の庭園には池を彩る睡蓮やアジサイ、タイサンボクの白い花、甘い芳香を放つクチナシなど、夏の美しい自然・植物もご堪能いただけます。
コレクション・建築・庭園・自然が調和した環境のなかで、自然を愛し、植物に魅せられ、豊かな生命力に創造の源泉を求めた人々の想い、いのちへのまなざしをお楽しみください。
展覧会概要
期間 | 2015/07/04(土) 〜 2015/09/13(日) |
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会場・開催場所 |
アサヒグループ大山崎山荘美術館
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時間 | 10:00~17:00(入館は16:30まで) |
休館日 | 月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜日休館) |
料金 | 一般:900円(800円) 高大生:500円(400円) 中学生以下無料 障害者手帳をお持ちの方:300円 |
注意事項等 | ※()内は20名以上の団体料金 |
お問い合わせ |
TEL:075-957-3123075-957-3123
(総合案内) FAX:075-957-3126 |
ホームページ | http://www.asahibeer-oyamazaki.com/ |
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