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遺された美しき日々 安井一浩回顧展

2018/08/12 ~ 2018/08/19


【ギャラリー三条祇園】

ギャラリー三条祇園

2017年8月に亡くなった、美術家で教育者の安井一浩の遺作作品展です。水彩画やガードデザインなど、平面作品約100点を展示します。
美術教育者として、また病(癌)との闘いの中で日々描きつづけた、美しいスケッチやセルフポストカードはただ美しく、新鮮な耀きを感じます。この機会にご高覧下さい。

***

昨年2017年8月、学生時代の友人から連絡を受けた。
事情は直ぐにつかめた。「明日か明後日が山みたい、今日の昼から見舞いに行く」という事。友人の一人とも連絡がついて三人が病院で待ち合わせた。
高い熱にうなされて眠っている、少し瘦せたかなという感じだが、まだまだ大丈夫だと思った。奥様は変わらず明るく振る舞っておられた。
私はどうしてよいか分からず、お見舞いのものを渡して、ベッドの傍らで手を取ってただずっと握っていた。我々が退室する時にようやく目を覚まし、奥様に促されて少し起き上がった彼は、僅かに微笑んで見送ってくれた。

それが最後のお別れとなった。

後日、友人から「逝った、」とメールを受け取った。ぽっかり何か心が抜け落ちた感じだった。
今までにない経験、表現しようの無い感情、情動に持っていかれた。恐らく連絡を受けた学友たちも同じ想いに駆られていたと思う。

一連の葬儀も終えて、彼の遺した水彩の絵葉書が手元に残った。エジンバラの街を描いたもので、久しぶりに彼の人柄そのものに触れた感じがした。
その優しく、素直な、心癒される水彩画のカードは会葬者に配られたものだった。

その後、彼の20年近くに渡る病との闘い、教員の仕事と作家としての日々の中で遺した作品、スケッチ、セルフポストカードの美しさに触れた。彼らしい美術家らしい繊細な心の動きが捉えた、てらうことのない線描、色彩は唯々美しかった。

同級の美術科卒業生が集まりこの作品回顧展を主催企画した。

この様な経緯で本展覧会が開催の運びとなりました。少しでも多くの皆様にご覧頂ければ幸いです。(石田彰義/主催:安井一浩回顧展実行委員会)
 

安井一浩

1960年 京都府に生まれる
1983年 京都教育大学教育学部美術科二類卒業
1999年 第1回個展「旅のスケッチ展」(キャピタル画廊)
2001年 第2回個展「空と水と緑と」(宮津・万町ギャラリー)(キャピタル画廊)
2002年 第3回個展「FU・RU・SA・TO」(宮津・万町ギャラリー)
2003年 第4回個展「心の色・心のかたち」(メールアート)(ギャラリーF)
2004年 第5回個展「心の色・心のかたちⅡ」(宮津・万町ギャラリー)
2017年 56歳死去

 


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