Exhibitions展覧会
春画で見る浮世絵の魅力
細見美術館で開催の「春画展」にあわせ、コレクションの中から江戸初期・中期頃の『肉筆春画』と、江戸後期に制作された『歌川国貞による多色木版摺りの春画』を選んでご紹介します。肉筆春画の線描と色彩から見える力強さ、墨摺りや多色摺りの木版摺りの高度な技をお楽しみください。【完全予約制】
歌川国貞 摺本「四季の詠」より
昨今、浮世絵のジャンルの一つである『春画』がようやく日本でも評価されてきました。
きっかけは2013年にロンドン大英博物館で大規模な日本の「春画展」が開催され、日本でもその芸術性に改めて注目が集まったことでした。
その後、昨年には日本初となる「春画展」が東京の永青文庫で開催されて大きな反響を呼び、会場は連日押しかける人で大盛況でした。その「春画展」が今春2月6日~4月10日まで、京都の細見美術館で開催されます。
この度、三条祇園画廊ではコレクションの中から江戸時代初期・中期頃の『肉筆春画』と、江戸時代後期に制作された『歌川国貞による多色木版摺りの春画』を選び、ご紹介します。
大名や公家らの所有物であったであろう江戸時代初期 寛永・寛文期の、貴重な土佐派・狩野派の絵師たちによる肉筆の画帖や絵巻物。そこには繊細な筆使いと金箔や金泥を使った煌びやかな色彩、多彩な姿で愛し合う男女の姿が大らかに描かれています。
時代が下がり江戸時代中期から後期の 文化・文政期になると多色木版摺りによる「浮世絵」は庶民のものとなり、浮世絵師たちの技量と粋を凝らした『春画摺物』も百華繚乱、最盛期を迎えます。こうした浮世絵師のひとり、歌川国貞も多くの艶本を描き、版を重ね贅を凝らした見事な春画本を作り上げました。
今回の展覧会では、肉筆春画の線描と色彩から見える力強さ、墨摺りや多色摺りの木版摺りの高度な技と目をみはる美しさを美術的観点から間近に鑑賞し、当時の人々が感じた美の息づかいをご堪能いただきます。
予約方法
この展覧会は完全予約制の形式となります。ご来場の際はあらかじめご予約をお願いいたします。
ご予約の際は、下記の事項を明記の上、メールにて三条祇園画廊までご連絡ください。
《申し込み時必要事項》
(1)来廊希望日/時間/人数 (2)氏名 (3)電話番号(当日連絡の取れる番号) (4)メールアドレス (5)住所
※18歳未満の方のご入場はお断りさせていただきます。
※ ご予約いただきました方には、折り返しご予約完了メールを送信いたします。
※ 入場時は予約完了メールをプリントアウトしたもの、または予約完了メールの表示されている画面をご提示ください。
展覧会概要
期間 | 2016/03/26(土) 〜 2016/04/17(日) |
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会場・開催場所 |
ギャラリー三条祇園
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時間 | 13:00~17:00 ※火・水曜休廊 ※18歳未満入場不可 ※この展覧会は完全予約制となります。来廊3日前までにご予約の上、当日は予約完了メール(プリントアウトまたはメール画面)をご提示ください。(予約方法の詳細は上記記事内をご覧ください) |
料金 | 500円(お茶代として) |
お問い合わせ |
TEL:075-221-6401075-221-6401
FAX:075-255-3410 |
sg-sanjyo@sanjyogion.co.jp | |
ホームページ | http://www.sanjyogion.co.jp/ |
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