Exhibitions展覧会

「白を吸う」

大きく息を吸うように 空気を吸うように 白を吸う。
薄い色から順に染め重ねていきますが、今回は一度染まったものを空気・空間を含ませるように色を削ります (落とします)。
染めて色を落とす、何度も繰り返します。
色を落とした箇所は布の白さに戻り、そこに間が生まれます。 （遠藤）

染色作家・遠藤友美恵による個展です。
遠藤は、さまざまな出来事から受けた感覚を「色」に変換し布に染め、木製パネルに貼った平面作品を制作しています。それは目に見える具体的なものというよりも、色のにじみや線、形を通して、そのものの持つ存在感や空気感といったものを表現しています。
今回の展覧会では、高さのある展示スペースを生かし、より空間を意識した展示内容となっています。この機会にご高覧ください。
 

遠藤友美恵

1986年　静岡県生まれ
2007年　京都嵯峨芸術大学短期大学部美術学科 卒業
2009年　京都嵯峨芸術大学短期大学部専攻科 卒業
2010年　京都嵯峨芸術大学芸術文化研究所研究生 修了

【主な個展】
2010年　くうきのいろ（同時代ギャラリー / 京都）
2012年　room D　（同時代ギャラリー / 京都）
　　　　 　 －春の空気を彩って－ （セレクトショップ京 / 京都）
 　　　　　 鏡の絵日記　（Gallery i / 京都）
2013年　balance　（同時代ギャラリーコラージュ / 京都）
2014年　「裏切る」（gallery near/ 京都）
※ その他グループ展多数