Exhibitions展覧会
旅する版画家 ヨルク・シュマイサー追悼展
2012年に死去したポーランド出身の銅版画家ヨルク・シュマイサー。京都への留学経験をもち、アジアや中東など世界を旅して得たインスピレーションを生かした作品は幻想と現実が一体化した独特のイメージを描いています。今回は縁深い土地・京都での、没後初となる本格的遺作展です。ご注目ください。
2012年に死去した銅版画家ヨルク・シュマイサー。彼はドイツのハンブルクで美術を学んだ後、京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)大学院に留学。アジア各地を旅したほか、中東の考古学発掘調査や南極調査などにも参加しました。普通の芸術家が体験しないような旅行経験は、彼のインスピレーションの源となり、作風に大きな影響を与えています。それに卓越した版画技術が加わって生み出された作品は一種の旅日記であり、同時に幻想と現実が見事に一体化した独特のイメージを形作っています。
今回は、そんなヨルク・シュマイサーにとって縁深い地・京都での没後初となる本格的遺作展です。
彼の遺作から厳選した貴重な作品40点以上を展示します。ぜひこの機会にご注目ください。
■ メモリアルレセプション:11月1日(土)17:30~
※ 敬子・シュマイサー夫人も出席されます。
ヨルク・シュマイサー
1942年ポメラニア(現・ポーランド)生まれ。ハンブルク造形美術大学にて美術を学び、1968年に京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)大学院に留学。その傍ら、1966~73年の間、イスラエルとギリシャの考古学発掘調査隊に記録・製図画家として度々参加する。1978年にキャンベル美術大学(現・国立大学附属)版画科主任教授に就任し、1997年の退官まで20年間在任した。一方、1989~90年には京都精華大学の版画科教授に招聘を受け、2002年からは京都市立芸術大学版画科教授を務めた(~2008年)。その間にも、フェローや招待芸術家としてプリンストン大学やエルサレム、中国・杭州、ヴェネツィア、オーストラリアなど各地で滞在政策を行った。また、学術プログラムやアートプロジェクトとして、インドとパキスタンの国境に近い秘境・ラダックや、カンボジアのアンコール遺跡、南極などを旅行し、その経験を生かした作品を発表した。
2012年、オーストラリアのキャンベラにて逝去。
作品はイギリスの大英博物館をはじめ、アメリカのニューヨーク近代美術館(MoMA)、パリ国立図書館(フランス)、ドレスデン国立美術館(ドイツ)、オーストラリア国立美術館、そして日本の町田市立国際版画美術館など世界各地に収蔵されている。
展覧会概要
期間 | 2014/10/25(土) 〜 2014/11/16(日) |
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会場・開催場所 |
ギャルリー宮脇
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時間 | 13:00~19:00 |
料金 | 無料 |
お問い合わせ |
TEL:075-231-2321075-231-2321
FAX:075-231-2322 |
info@galerie-miyawaki.com | |
ホームページ | http://www.galerie-miyawaki.com |
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