Exhibitions展覧会
井上裕加里 個展「confidential information」
井上裕加里は、自ら設定したルールを映像作品内のみならず、実社会にも適用し、そこに映し出されるモノをダイレクトにアートとして提示してきたアーティストです。今回は、地元広島の元日本軍のガス兵器製造をしていた島を舞台に、現在住んでいるウサギとの交流を通して戦後70年の考察を試みます。
井上裕加里は、自ら設定したルールを映像作品内のみならず、実社会にも適用し、そこに映し出されるモノをダイレクトにアートとして提示してきたアーティストです。
2度目の個展となる今回は、地元広島の元日本軍のガス兵器製造をしていた“消された”島を舞台に、現在住んでいるウサギとの交流を通して戦後70年の考察を試みます。
井上は、私たちが待つ短絡的な社会イメージ、あるい記号化された社会イメージに焦点を当て、独自の表現ルールを考案して作品化することで、そこに潜む問題を明らかにしていきます。
普段私たちが使う言葉やイメージは、コミュニケーションを円滑に進めるためにより効率化され、短絡的かつ一元的に捉えられていることも多いのではないでしょうか。
そうした中、彼女は選択したテーマに潜む様々な問題や発見を、独自の表現ルールを通して作品化します。
綿密なリサーチとそれに基づく自由な手法でテーマを表出させる彼女の作品をぜひご覧ください。
真下武久(展覧会コーディネーター/成安造形大学講師)
井上裕加里
1991 広島生まれ
2012 倉敷市立短期大学 服飾美術学科 卒業
2014 成安造形大学 芸術学部芸術学科美術領域現代アートコース 卒業
【主な展覧会】
2012 倉敷市立短期大学卒業制作 (倉敷市立美術館/ 岡山)
「ゆとり主義」 (GALLERY1963/ 大阪)(ギャラリーキューブ/ 滋賀)
「CHI-KEI 風土のかたち、ながめ、かかわり」 (ギャラリーキューブ)
2013 個展「It's a small world」 (Kunst ARZT/京都)
成安造形大学卒業・進級制作展 (京都市美術館/京都)
日韓交流展「add me!」 (海岸通りギャラリーCASO/大阪)
「sites in society」 (ギャラリークロッシング/滋賀)
「ここはどこか、あるいは何か」(越山計画/札幌)
2014 成安造形大学卒業制作展 (京都市美術館/京都)
日韓交流展「CARRY MORE」 (韓国電力アートセンターギャラリー/ソウル)
展覧会概要
期間 | 2015/03/24(火) 〜 2015/03/29(日) |
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会場・開催場所 |
KUNST ARZT
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時間 | 12:00~19:00(最終日は17:00まで) |
料金 | 無料 |
kunstarzt@gmail.com | |
ホームページ | http://kunstarzt.com |
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