Exhibitions展覧会

デザイナー・渡里久美子によるユーモラスなモチーフが特徴のファッションブランド「migh-T」。
2008年にロンドンでスタートした「migh-T」には、英語の「mighty（マイティー＝強い）」、また「my T-shirt（私のためのTシャツ）」の意味がこめられており、個性を楽しむ人たちに向けた、オリジナルのテキスタイルで構築されたコレクションとなっています。
各シーズンごとに物語のようなテーマがあります。

今回の展覧会では、2015春夏コレクション「Storm in a Teacup」の世界を、ファッションとテキスタイルによるインスタレーションで会場に表現。
あわせて過去のアーカイブ作品の展示販売や、展覧会を記念して制作されたオリジナル食器、カップアンドソーサーの販売も行います。
この機会にぜひご高覧ください。
 

【関連イベント】Storm in a Tea party

展示空間の中で行うスペシャルなティーパーティ。Violet＆Claireオーナーのsumire、BYTのデザイナーmio、漢方に精通するタロット占い師のパウロ野中の3人によるポスト・ティー・ユニット「teteput」をゲストに迎え、自由で豊かなお茶の楽しみ方を提案します。展覧会を記念して制作したmigh-Tオリジナル食器、カップアンドソーサーの販売も。

日時：2015年4月12日（日）15:00～17:00
料金：500円（お茶・お菓子付）
 

渡里久美子

京都市立芸術大学にて日本の伝統染織技法やテキスタイルを用いたファインアートを学んだ後渡英。セントラルセントマーティンズMAファッション科テキスタイル専攻修了後、テキスタイルプリントデザイナーに。その仕事と並行し、2008年より「migh-T」を開始。2013年に日本へ帰国し、現在は大阪のスタジオにてMade in Japanのコレクションを制作中。
http://www.kumikowatari.com/
 

migh-T 2015年春夏コレクション
「Storm in a Teacap（ティーカップのなかの嵐）」

ある晴れた日の午後、公園に出かけて池の白鳥のボートをながめていた。移動式遊園地では ティーカップの乗り物がくるくるまわり、大好きなピスタチオアイスクリームが売られている。 突然空は暗くなり、雨が降り出した。パビリオンに走っていって雨宿り、 雷の音と稲妻が光るのをお茶を飲みながらみていた。 手にしたティーカップにふと目をやると、紅茶の水面には白鳥のボートがあらわれて、、。 私たちはくるくるまわるティーカップに乗って、大きな嵐の中、宙を舞っている。 紅茶の中の小さな嵐、お茶を飲み終えると同時にどこかへ行ってしまった。