Exhibitions展覧会

マックス・パペスキは、ミラノ出身の現代アーティストです。
イタリアの若手現代アーティストのなかでも中心的存在にある彼は、過去の評論では社会的に議論の的となり時には否定されることもありましたが、世界の大都市で数多く展示や作品発表を行い、現在では広く認められるようになりました。
作家としても活動している彼は、2013年4月に「Vendere svatic he e vivere felici（ナチスを売りそして幸せに生きる）」と題した自伝を出版しています。

きつい皮肉で人々をしばしば驚かせるパペスキですが、それは彼自身が近現代の歴史を熟知しそれを明らかにするとともに、マスメディアのシンボルと歴史的なものを並べて、社会的・政治的問題を表現することでグローバルな社会に潜むネガティブな部分を理解してもらう、というコンセプトに基づいたものです。

イタリア・コモ市のMARSIGLIONE ARTS GALLERY（MAG）では、パペスキの個展を2014年5月にサンフランシスコ、7月にコモ市の2箇所で開催。9月前半でもパリで個展を開催し、1年間をかけてパペスキの作品を世界で展示しました。このことにより、彼の作品は世界中に認知されつつあります。

今回はパペスキにとって初となる日本での展覧会となります。イタリアの現代美術に関心のある方は、ぜひこの機会にご高覧ください。

■ マックス・パペスキ（MAX PAPESCHI）公式サイト：http://www.maxpapeschi.com/