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【KG+2019】田中和人「Self-Dual」

2019/05/03 ~ 2019/05/19


【Gallery PARC】

Gallery PARC

田中和人は「写真による抽象表現の探求」を主題に国内外で多くの個展やグループ展などに取り組んでいる写真家です。

今回の展覧会「Self-Dual」は、田中が2015年から取り組む「pLastic_fLowers」シリーズの最新作となる「pLastic_fLowers Ⅲ」と、新たな取り組みとなる「PP」シリーズによる作品で構成いたします。

机上に置いた花瓶の花をモチーフに、様々な角度から見たその「印象」を手前に設置した透明な板に描き、最後にそのドローイング越しに花を撮影した「pLastic_fLowers Ⅲ」。これは「世界に在る(認識される)もの」を必ず写してしまう写真において、その「印象」を描いた絵画を同一のイメージ(写真)へと統合することで、私たちの認識にズレをつくり出し、写真を抽象化する試みです。

新作となる「PP」は、抽象絵画の歴史を視野に田中が描いたペインティングに、様々な色に露光した写真(印画紙)を貼ることで構成されています。その構成は十分に時間をかけて考慮されたもので、田中はここで、繊細な印画作業による写真と即興性を帯びた絵画を、それぞれのメディウムやプロセスを維持しながら、ひとつのイメージへと統合「しようと」しています。

絵画と写真を「同一」のイメージに統合することで、そこに生じるズレを顕在化させる「pLastic_fLowers」。絵画と写真を「異なる」ものとして扱いながら、その関係に重点を置くことでイメージを発生させる「PP」。対照的なアプローチによる二つのシリーズ作品により「絵画と写真の二重性」を探求する本展では、鑑賞者はそれぞれ作品の視点・視野の違いをお楽しみいただけるのではないでしょうか。

※この展覧会はKYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2019のサテライトイベント「KG+」のスペシャルエキシビションです。
 

田中和人

1973年 埼玉県生まれ。1996年 明治大学商学部卒業。会社勤務を経て、2000年に渡米。2004年 School of VISUAL ARTS(ニューヨーク)卒業。2005年に帰国。2006年にトーキョーワンダーフォール入選、2007年にmio 写真奨励賞入選、2011年にTOKYOFRONTLINE PHOTO AWARD 2011を受賞。現在は京都を拠点に各地で個展・グループ展を開催するほか、企画展のキュレーションなど幅広く活動を行う。

 


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