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澤田 華「見えないボールの跳ねる音」【KG+】

2018/04/13 ~ 2018/04/29


【Gallery PARC】

Gallery PARC

澤田華は、2017年に選抜による「未来の途中の星座‐美術・工芸・デザインの新鋭9人展」(京都工業繊維大学 美術工芸資料館・京都)への参加、公募企画展「1floor2017『合目的的不毛論』」(神戸アートビレッジセンター・兵庫)への出品、「群馬青年ビエンナーレ2017」(群馬県立近代美術館・群馬)への入選、「第40回写真新世紀」の優秀賞受賞など、その精力的な活動に呼応し、広く評価・注目を集めています。

澤田は近年制作している《 Blow-up 》シリーズや、《 Gesture of Rally(ラリーの身振り) 》シリーズにおいて、印刷物やウェブ上の画像投稿サイトにある写真に小さく写り込んだ「正体不明の何か」に眼差しを向け、「これは何か?」という問いを立てることを始点とした解析・推理・検証のプロセスを作品として提示してきました。

画面や意味(テーマや意図や文脈など)の上で「無かったこと」として認識の外に置かれる「正体不明の何か」について、澤田はそれを「あった」も のとして扱うとともに、そこに「これは何か?」という問いを立てます。しかし、この問いは「これは〇〇である」にたどり着くことはありません。 実際の検証のプロセスにおいても、引き伸ばされた(拡大された)写真は印刷による網点の集合である事実を示し、画像検索の結果はすべて可能 性という等価の状態に置かれ、立体物はその構造や物質感のほとんどが想像によってのみ成り立たっていることを明らかにするだけで、答えはどこまでいっても宙づりにされたままです。

写真はその特性において「過去」に「事物」が「そこ」に「あった」ことを示しているといえます。この特性は澤田の作品において「正体不明の何 か」が「そこ」に「あった」という事実を指し示しているといえます。そして、この写真に写った「正体不明の何か」が「正体不明の何かである」という 揺るぎない事実を前に、揺らいでいるのは私たちの認識や想像であることが明らかにされます。澤田の作品は、「事実の写真」として過去に固定さ れてしまう写真を、目の前の「写真という事実」へと転じさせます。そして、それらに「これは何か?」という現在の問いを向けることで、そこに「未知」 を認め、未来に向けて検証・想像するモーメントを発生させます。

今回の展覧会は、《 Gesture of Rally(ラリーの身振り) 》シリーズの最新作で構成。3フロアに渡って作品を展開し、「うつされたもの」の認識を問います。ぜひご高覧ください。

※この展覧会は 京都国際写真祭2018のサテライトイベント「KG+」の参加イベント(SPECIAL EXHIBITION)です。


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