Exhibitions展覧会

信楽伝承大物ロクロを使い風化花崗岩土を最高、1300℃で3日間焼成する。火によって窯の中で薪の赤松の灰が舞い溶けて変化に富んだ窯変が生まれる。明るい大地から漆黒の闇まで。青い海から光る緑の海藻、はたまた咲き始めた紅い花まで。　新たな命が生まれる。今、原始の風景が立ち現われる瞬。（奥田）

海外での滞在制作活動の豊富な奥田博土さんの4回目となる陶展です。近年ライフワークとして毎年薪窯に挑戦されています。動的でおおらか、何物にも囚われない自由さが見所です。ぜひご高覧ください。
 

奥田博土

1949年　滋賀県信楽町に生まれる。
1989年　ロックフェラー基金の奨学金を得て アメリカ、アーチブレイファンデーションにて、半年間作陶。
　　　　 　個展（カリフォルニア州立大学、メインアートギヤラリー）　　　
1999年　日本の現代陶芸展　前衛の動向（フォンダンフェロン美術館、オランダ）
2002年　世界陶彫展招待、ワークショップ (台湾国立鶯歌陶甕博物館、台湾)
2008年　世界全米陶芸会議メインゲストアーチスト招待、デモンストレーション
　　　　　　グリーハウス展覧会（ピッツバーグ、アメリカ）
2008年　個展「革新から伝統へをテーマに」（ギャラリーKURO、大阪）
2011年　岡本太郎と信楽展（信楽伝統産業会館、滋賀）
2016年　台湾国立工芸館　ワークショップ（台湾）　　　　　　　
他、個展、展覧会、ワークショップ多数