Exhibitions展覧会

企画展「畠中光享・林哲夫 作品展」

2015/09/01(火) 〜 2015/09/06(日)

ギャラリー恵風 

小品から大作まで果敢に取り組む日本画家・畠中光享さんと、鋭い観察力で油彩や水彩画を中心に発表されている林哲夫さんによる2人展。2人とも古いものに興味をもち、時代の流れに流されない価値観を持っている作家です。2人が何故合同展を開催するのか、その理由は観てのお楽しみ!

絵を描き続けるにあたって大切に思っているのは「自然から学ぶ」ことと「古典から学ぶ」ことです。
この事から謙虚さを教えられ、 エネルギーを与えられます。
また絵は視覚的なもので良し悪しが瞬時に見えてしまいますが、それだけではなく「絵を読む」ことも必要です。
これらも二人に共通した認識があると思います。(畠中)

父がいなくなったあと、納屋の梁に妙なものが載っているのに気がつきました。
ところが、三メートルほども高さがあります。にわかにどうすることもできず、そのまま放置しておきました。
十年が経ち、母も去りました。
母が守ってきたものをひとつひとつ引き剥がすように古家の片付けを始め、ようやく梁の上の物体を降ろしてみました。
何とそれは鳥の空巣でした。
そのとき、畠中さんとの二人展のために、これを描こうと決めました。(林)


日本画家・畠中光享さんと洋画家・林哲夫さんの2名による企画展です。
畠中さんは、ミニアチュール絵画から幅何メートルもある大作まで果敢に取り組み、画面の大小に関わらず美しい線と色彩により豊かな広々とした世界を描いています。
一方、林さんは鋭い観察力で油彩や水彩画を中心に発表されています。その作品は私たちにどこか懐かしく、静かで豊かな時間の流れを感じさせてくれます。

2人とも古いものに興味があり古本が好き、時代の流れに流されない価値観を持っておられる方です。
2人が何故今回ともに展覧会を開催するのか、その理由は観てのお楽しみ。ぜひ会場でお確かめください。
 

畠中光享

1947年生まれ。大谷大学文学部卒業、京都市立芸術大学専攻科修了。 「横の会」や「NEXT」、「目-それぞれのかたち」や個展を中心に活動。'12年から〈Artist Group-風-〉の結成に参画、 後進の育成に尽力している。現在、'18年に落慶予定の興福寺中金堂の法相柱絵を制作中。 展覧会:'95年第1回光州ビエンナーレ招待出品、'00年畠中光享の美意識―近作仏伝絵画とインド美術コレクション(大三島町立大三島美術館 他)、'09年「アジアの精神 私のこころ 畠中光享展」(エストニア国立美術館、ラトビア国立歴史博物館)、'11年現代の日本画「中島千波・ 畠中光享」展(富山県水墨美術館他)'12年日印国交60周年記念Kokyo HATANAKA Japanese Style pa intings Exhibition(国立All India Fine Arts & Craf ts Society/ニューデリー)など多数。 受 賞:'77年第21回シェル美術賞、'78年第21回東京セントラル美術館日本画大賞、'04年京都府文化賞功労賞、ʻ14京都美術文化賞など。
 

林哲夫

1955年、香川県生れ。画家、文筆家。武蔵野美術大学造形学部油絵科卒業 。無所属。雑誌編集、装幀なども手がけ、著書に『歸らざる風景ー林哲夫美術論集』(みずのわ出版)、『喫茶店の時代』(編集工房ノア、第15回尾崎秀樹記念大衆文学研究賞受賞)、『古本屋を怒らせる方法』(白水社)、『書影でたどる関西の出版100』(創元社、第9回竹尾賞デザイン書籍優秀賞受賞)など。

 

展覧会概要

期間 2015/09/01(火) 〜 2015/09/06(日)
会場・開催場所 ギャラリー恵風
時間 12:00~19:00(最終日は18:00まで)
料金 無料
お問い合わせ TEL:075-771-1011075-771-1011
FAX:075-771-0358
E-Mail g-keifu@hotmail.co.jp
ホームページ http://keifu.blog86.fc2.con

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