Exhibitions展覧会

Seed Plantー種子植物 ヤマノイモ・Dioscorea japonica Thunb. 2013年11月28日 岡山県津山市沼

郵便を素材に「時間」「場所」の形成をテーマにした作品製作・プロジェクトを展開している現代美術家、太田三郎氏の個展です。今回は植物の種子を用いた2つのシリーズ企画の展覧会を前後期で展開します。
 

【前期】Seed Plant－種子植物｜2014年10月18日（土）～11月3日（月）

植物の種子はどのような果実あるいは殻に包まれているのでしょうか？
果実と種子を対にした、まるで植物図鑑のような新シリーズです。
 

■ ワークショップ「種でストラップを作ろう！」
日時：2014年10月18日（土）14：00～17：00
ジュズダマやオナモミの実、アンティークビーズ、羊の原毛を用いてストラップを制作します。小さいお子さんでもできる簡単な作業ですので、お気軽にご参加ください。（時間内に来廊された方から順次制作を行います）

■ オープニングレセプション
日時：2014年10月18日（土）17：30～
ささやかなオープニングパーティーを開催します。お気軽にご来場ください。
 

【後期】Seed Project from Kyoto｜2014年11月8日（土）～11月24日（月）

「Seed Project」は、毎日植物の種子を採取し、日付・場所・植物名を印刷した和紙に挟み切手状にした、太田氏の代表的なシリーズ作品です。
今回は、2013年秋～2014年夏に京都で採集した種子を用いた作品を展示します。
観光客で賑わう古都のあちこちで、ひそかに実をつける植物たち。私たちが気がつかないもうひとつの京都がそこにありました。
 

太田三郎

1950年山形県生まれ。1971年鶴岡工業高等専門学校機械工学科卒業。
1984年に郵便切手と消印を用いた作品を発表し、その後の代表作となる。1995年の正月からは毎日植物の種子を採集し、日付・場所・植物名を印刷した和紙に挟み込みミシン目を施した切手状の作品に仕上げる「Seed Project」シリーズを開始し、現在まで発表し続けている。
主に郵便を素材に「時間」と場所」の関係性をテーマとした作品を中心に制作を行っているが、一方で戦争や原爆などをテーマにした作品にも精力的に取り組んでいる。
文化庁、国際交流基金、東京国立近代美術館、広島市現代美術館などにパブリックコレクション多数。近年では、各地の美術館・アートイベントなどで地元の方との共同製作を行うアートプロジェクトも展開している。
http://seedproject.jp/