Exhibitions展覧会

古代ガラスの技法「パート・ド・ヴェール」による作品制作を行っているガラス工芸作家高橋まき子さんによる個展。
パート・ド・ヴェールは型にガラスの粉を敷き詰め、熱を加えて形を生み出す技法。高橋さんは、単にその技法を用いただけの美術工芸品ではなく、新しい世界観を見据え、原生植物・動物・空想の生命体などをモチーフにしたクリエイティブな造形、そして鉄骨や樹脂粘土などほかの素材とのミクスドメディアなどの美術表現を取り入れ、さらなる可能性を追求しています。

4回目となる今回の個展は「変化・進化」をテーマに、変幻自在に進化をt付ける幻想生物をモチーフにした作品を展示。また、新たな試みとして昨年から取り組んでいる、樹脂石膏型作品にガラスを融合させた新しいオブジェを発表します。樹脂石膏は、本来は作品の型として用い、仕上がりと同時に破棄してしまうものです。
変幻自在に進化を続けるその表現に、ぜひご注目ください。
 

高橋まき子

1998年 武蔵野美術大学短期大学部工芸デザイン科卒業
2000年 東京ガラス工芸研究所 卒業
2010年 神奈川県相模原市にSTUDIO BAU GLASSを設立

http://bauglass.web.fc2.com/