Exhibitions展覧会

漆芸作家・柞磨祥子さんの個展です。タイトルの“stream”は歴史の「流れ」、流体の「流れ」。 歴史を持つものを漆でつなぐことをテーマにした作品を中心に発表します。 　

昔から日本人が自然の中で培ってきた美意識の一つに、「闇」の中で美を見出す美しい感性があります。暗がりのある日本家屋、乏しい光の中における効果、ともし火を反射する加減を考慮した漆器の肌、幾重もの「闇」が堆積したような色使いなど、その美意識は「陰翳礼讚」と呼ばれています。柞磨祥子はその影響を受けて、京都に拠点を構え、古き良き「陰翳」の概念から現代の流れを具現化した現代美術の作品を発表しています。

柞磨祥子

1991 　広島県 生まれ
2014　 京都市立芸術大学工芸科漆工専攻 卒業
2016　 京都市立芸術大学院美術研究課 修士課程 工芸専攻　修了
現在京都を拠点。京都市立芸術大学 非常勤講師

個展
2019 「stream - 2」arton art gallery（京都）
2018 「実在と黒」 ギャラリー白 (大阪 )
2016 「Liquid2 」同時代ギャラリー（京都）
2015 「Liquid1」 arton art gallery（京都）

受賞
2016　「EAST-WEST ART AWARD 2016 Exhibition for the Finalists」encouragement prize
2015 「立体造形2015」松谷・松縁賞
2014　「京都市立芸術大学卒業作品展」市長賞　

その他グループ展多数