Exhibitions展覧会

将棋においてよい手とは、複数の狙いを持っているものであることが多い。複数の狙いを同時に受けることは難しいからだ。したがって強い人は複数の狙いを持った手の集積によって局面は構築されていく。で、そういう強い人とさすと、大げさに言うとだが、人知を超越したようななにか大きなものを感じる。大げさに言うとだが。

ところで、日常生活において私たちが成す行為のほとんどは複数の狙いを持たない。
では複数のねらいをもってみたらどうだろうか、ということだと思う。（駒井）


ある行動を行う際に、自分にとって不具合なルールを設ける。
その中でどの様にしてその行動を全うするのか？ 不具合があるからこそ生まれる新たな方法や答え。
それはもしかすると、ベストで自然な美しい物なのかもしれない。
不具合が不具合ではないのかもしれないという感覚。 そんな事を思わしてくれる作品です。
映像を用いたインスタレーション。
 

駒井 淳也

1980年  三重県生まれ
2008年 東京造形芸術大学中退

2006年 （仮）展　Junya Komai solo exhibition node、 東京
2008年　グループ展 ZOKEI展 東京造形大学、東京
　　　　　　グループ展 “They looked confused as i await an answer.” ZOKEI ギャラリー、東京
2009 年 駒井淳也展 cafe wakaya、 三重
2010年 駒井淳也展 現代heights、 東京
　　　　　 group show “9583.47:THAT’S WHY WE GO OUT TO TRABEL” Espace Des Arts Sans Frontieres、 パリ、 フランス
2011年 group show “polychrome” Espace Des Arts Sans Frontieres、 パリ、 フランス
2012年 “pocketful of rainbows” Cave、 京都
              “pocketful of rainbows” 京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA、 京都
               NUIT BLANCHE KYOTO 2012、 京都
2013年 京都美術ビエンナーレ 2013、 京都市博物館、 京都
              アート亀山2013、 三重
           　Art Shower2013 ~winter~、 CASO、 大阪
2014年　“MERUEM、 KEI、 SAKAKI、 MEURSAULT”、 ART SPOT KORIN、 京都
             　“pocketful of rainbows“ CHIKA、 京都
              　galerue weissraum-NNW、 京都
http://komaijunya.at-ninja.jp/komai_junya_art_works/home.html