Exhibitions展覧会
くすのきりょうへい: 雨溝の生態学 ~可視化される境界~
写真家・くすのききょうへいの個展。今回は「雨溝」にスポットを当てた作品を展示します。行きかう人は目に留めない、道の端に確かに存在する雨溝。その中には都市がアーカイブされているという彼。雨溝の中に潜む街の生態とは?ぜひご高覧ください。
ゴミが見える、雑草も見える、その向こうに都市が見える。
雨溝からはみ出してきた植物に引かれて覗くと人にコントロールされない風景があり、作者は生態学として写真観察していく。
自動車エンジン設計者の科学魂は、雑草と共に落ち葉・コケ・犬猫の糞尿など雨水と混じった腐食土が創る光景に魅了されていく。
道の端に確かに存在する雨溝の中には都市がアーカイブされていると、小さな哲学をイメージ化した作品ができあがった。
市の「雨溝」には四つの境界が存在する。
道路と個人敷地との境界。掃除する家と放置する家の境界。
人工物と自然物との境界。表に見える物と堆積した見えない過去との境界。
その4つの境界が作り出す生態系が混在する。
行き交う人がだれも目にとめない「雨溝」を這いつくばり視覚化を行った。
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■レセプションパーティ:4月15日(土)17:00~(参加無料)
ギャラリーオーナーを中心に、作品についての話を交えた親睦会です。
日時:4月11日(火)18:00~
※参加無料
※作家も参加を予定していますが、状況により参加できない場合がございます。
1956年 大阪に生まれる
1970-1980年 大阪万博で初めてカメラを手にし、その後、天文学や植物学に興味を持ち、記録としての写真を撮る
1981年 仕事に追われカメラを持たなくなる
2007-10年 自動車エンジンのチーフエンジニアとしてInternationalEngineoftheYearを4年連続受賞
2014年 友人のカメラマンのアシスタントで33年ぶりに1眼レフを手にする。
2015年 「赤壁の京町屋」(グループ展)オリンパスプラザ大阪
2015年 「失われた音を求めて」真空管アンプ作家佐久間駿ポートレート(個展)豊橋市民文化会館
2016年 大阪国際メディア図書館写真表現大学入学
2016年 「雨溝の生態学」~選ばれなかった風景~(個展)オリンパスギャラリー大阪
2017年 「雨溝の生態学」~発掘される風景~写真表現大学修了展
展覧会概要
期間 | 2017/04/04(火) 〜 2017/04/16(日) |
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会場・開催場所 |
Art Spot Korin
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時間 | 15:00~19:00(最終日は18:00まで) ※月曜休廊 |
料金 | 無料 |
お問い合わせ | TEL:075-746-3985075-746-3985 |
artspotkorin@gmail.com | |
ホームページ | https://artspotkorin.wordpress.com |
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