Exhibitions展覧会

重本晋平「まち植え展」

2018/10/13(土) 〜 2018/10/28(日)

ANEWAL Gallery 

路上に生える身近な植物の佇まいを撮影、独自なタイトルをつけることで、日常の風景を想像力で読み替える「まちくさ」プロジェクトを行ってきた重本晋平。今回は街中で様々な表情を見せる家や建物を観察対象に「まち植え」として様々なイメージで読み替えた新作ドローイングを中心に展示します。

「まちを植える」 その発想は、子どもの頃に感じていた「まち」の手触りから着想を得ている。まるで手にとるように遊びつくした「まち」との関係を、大人になると忘れ去ってしまう新鮮な《眼差し》を、もう一度つなぎ合わせ、積み上げ、育んでいく。それは、僕だけの原風景を取り戻す試みでもある。(重本)

重本晋平は2007年より、路上観察で発見した身近な植物の佇まいを写真に撮影、それに独自なタイトルをつけることで、日常の風景を柔らかな想像力で読み換えてゆく「まちくさ」というプロジェクトを行ってきました。同じ頃に、参加型のプログラム「まちくさワークショップ」も開始。自ら「まちくさ博士」というキャラクターになって、全国各地の小学校や施設を訪問し、数多くのワークショップを実施しています。

重本晋平は、今年の春から京都府綾部市に拠点を移し、豊かな自然に囲まれた生活を始めました。新しい環境に身を置いて、「まち」や「くさ」が、これまでと少し違って見えるようになったといいます

今回の展覧会〈まち植え展〉では、そうした中で生まれてきた空想の「まち」のイメージを、新作ドローイングのシリーズとして発表します。ドローイングに描かれているのは、サボテンのような形だったり、育ちすぎてお辞儀をしたり、根が付いていたりと、様々な表情を見せる、「鉢植え」ならぬ〈まち植え〉になった家や建物たちです。
「まちくさ」の路上観察で、身近な植物の姿に多様な小宇宙を見出してきた重本晋平は、今回の〈まち植え〉のドローイングでは、私たちの住む「都市」という小宇宙を、鉢植え植物のスケール感で表現しました。子供のような遊び心のあふれるドローイングは、見る人の空想を大いに刺激してくれることでしょう。

その他にも、観客の参加できる「まち植えぬり絵」のコーナー、そして展覧会の準備期間にフィールドワークで撮影した写真、および、成長過程の様々なアイデアを描き溜めたスケッチブックなどの資料も合わせて展示いたします。
また、会期中には、〈まち植え〉をテーマにしたまち歩きや、会場内でのライブドローイングも行います。

この機会にぜひ足をお運びください。
 

関連イベント

オープニングレセプション

日時:2018年10月13日(土)17:00~20:00
※18:00より会場内でギャラリートークを開催
 

ライブドローイング

会場内でアーティストが随時ライブドローイングを行います。
開催日:2018年10月13日(土)・14日(日)・27日(土)・28日(日)
 

まち植え的まち歩き(要申込)

アーティストと共に、「まち植え」目線でまち歩きを楽しみます。

日時:2018年10月27日8土)13:00~15:00
会場:ANEWAL Gallery 現代美術製作所 集合(雨天決行)
料金:500円(オリジナルグッズ付)
定員:10名(先着順受付/要申込)
※メールにて、タイトルに「まち植え」と記入の上、「名前」「人数」「ご連絡先(メールアドレス/携帯電話番号)」
 

会場・アクセス

ANEWAL Gallery 現代美術製作所
〒602-0065 京都市上京区挽木町518
【市バス】「堀川寺ノ内」下車、徒歩約3分
【地下鉄】烏丸線「今出川」駅下車、徒歩約12分

展覧会概要

期間 2018/10/13(土) 〜 2018/10/28(日)
会場・開催場所 ANEWAL Gallery
ANEWAL Gallery 現代美術製作所
時間 12:00~19:00(初日は15:00~)
※月・火曜日休廊
料金 無料
お問い合わせ TEL:070-5013-3820070-5013-3820
E-Mail caf@anewal .net
ホームページ https://seisakusyo.exblog.jp/28627927/

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