Exhibitions展覧会

ラウラ・マリア・キニョンズ個展「The Immobile Traveller」【KG+】

2015/04/17(金) 〜 2015/04/26(日)

ANEWAL Gallery 

コロンビア出身のアーティスト、ラウラ・キニョンズ。彼女は写真・映像・ドローイングを通し、自身が経験したコロンビアの社会問題を考える「The Immobile Traveller Project」を制作し続けています。初の海外個展となる今回はその写真作品を中心に立体的な展示空間を構成します。(KG+参加展覧会)

南米コロンビア出身のアーティスト、ラウラ・キニョンズ(Laura Quinonez)の個展です。

ラウラはイメージの空間を変異させる力に関心を持ち、写真やビデオ、ドローイングを用いてその実験と理解を試みてきました。
彼女は2009年に母国コロンビアを後にしますが、その際に自身が経験したコロンビアの社会問題の一つである移動(渡航)の制限と彼女のイメージ関する疑問を統合したプロジェクト「The Immobile Traveller Project」の制作を開始しました。
「旅」は現代において多くの暗喩を含んだ言葉となっていますが、彼女にとっての「旅」とはそれ自体が次のチケットであるかのように、故郷で過ごした時間の傍らに横たわる境界線の廻りに散逸する自身の断片を 収集する行為にも見えます。

ラウラにとって初の海外個展となる今回は、現在も制作を継続している「The Immobile Traveller Project」の作品を中心に展示を行います。展示には日本への渡航経験も反映され、写真を中心に立体的な展示空間を構成します。
会場となるANEWAL Galleryは築130年の京町家です。来場者は 京都の町並みの先に続く彼女のイメージと京町家の各部によって縫われた眼差しによって、自身の傍らに横たわる境界線を捉える入口へと立つでしょう。

※この展覧会は「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2015」のサテライト企画「KG+」の参加展覧会です。
 

ラウラ・マリア・キニョンズ

コロンビアでグラフィックデザインを学んだ後、渡仏。フランス国立高等写真学校にて写真を学ぶ。在学中から母国コロンビアの社会問題の一つである、海外への渡航制限を主題にした「The Immobile Traveller(動かざる旅人)」を制作開始、高い評価を得る。コロンビア、フランス国内でも期待される若手アーティスト。

2007年 コロンビア国立大学卒業
2010年 パリ東(第129大学卒業
2014年 フランス国立高等写真学校卒業

http://www.lauraquinonez.com

 

【関連イベント】アーティストトーク&クロージング

日時:2015年4月26日(日)14:00~
※通訳有・参加無料

《出演》
ラウラ・マリア・キニョンズ(出展作家)
パスカル・ボース(美術批評家/フランス国立造形芸術センター 写真コレクション キュレーター/KYOTO GRAPHIE2015 ポートフォリオレビュー レビュアー)

展覧会概要

期間 2015/04/17(金) 〜 2015/04/26(日)
会場・開催場所 ANEWAL Gallery
時間 11:00~19:00
※4月20日(月)休廊
料金 無料
お問い合わせ TEL:075-431-6469075-431-6469
FAX:075-950-3240
E-Mail info@anewal.net
ホームページ http://www.kyotographie.jp/kgplus/2015/index.html

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