Exhibitions展覧会
京ふたつの伝統工芸展|京友禅金彩 志賀 豊×七宝焼 wayuplus+
京友禅金彩作家・志賀豊と、七宝焼作家・wayuplus+のコラボレーション展です。異なる分野で活躍する作り手の共演をこの機会にお楽しみください。
京友禅金彩作家・志賀豊と、七宝焼作家・wayuplus+のコラボレーション展です。
異なる分野で活躍する作り手の共演を、この機会にお楽しみください。
志賀 豊
京友禅の伝統工芸士である志賀氏は、長らくその道で究め、京友禅金彩工程の中でも「金線描(金括り)」において特に高度な技術を有する。特注の長い先金を磨りガラスで軽く削り,穴が開いているかどうか確認できない程の繊細な加工を施した上で、柔らかく調整した金属粉入りの金糊を用いて自在に金線描を行います。極細の金線で描かれる様は人業とは思えないほどの緻密さがあります。また、金彩蒔絵柄の着物制作も得意とし、盛り上げ技法で繊細な糸目状に生地目を残して模様を表現する地割技法を見事に施されます。さらに薄く均一な糊使いで生地目を残した真綿箔(もみ箔)技法を有するなど、志賀氏の極められた技術は業界からも高い評価を得られています。最近では、着物や帯などの加工にとどまらず京都国際会館特別室の建具装飾の一部や、京都市内ホテルの客室装飾なども手掛けており、新しい分野においても活動域を広げています。
七宝焼 wayuplus+
京都精華大学美術研究科大学院修了後、グラフィックデザイン制作・大阪芸術大学副手等に携わる傍ら、現代美術作家として活動。2000年に出産育児のため活動休止し、職場復帰以降に京友禅金彩加工、和をコンセプトとしたジュエリーメーカーの製作業務に携わるなど、様々な「ものづくり」現場で経験を積まれました。その後、銀線七宝作家 岡田和幽氏の師事の下、伝統工芸でもある七宝焼を本格的に開始。一方で七宝焼「wayuplus+」を立ち上げ、後継者として伝統技術を継承しつつも自身の経験を活かし、現代的側面と伝統的側面の両面を大切にしながら、「身近に寄り添う伝統工芸品」として、主に身につけるアクセサリー、帯留などの小物類を中心に七宝焼の制作を行っています。
とりわけ、今回の志賀豊氏とのコラボ展では積極的に金彩を取り入れ、京友禅の金彩加工の中でも一部の職人のみが手掛ける金彩描き消し技法を用いた表現方法等、京友禅を彷彿させるような意匠にも取り組むなど、温故知新の新たな自身の試みにも挑んでいます。
https://instagram.com/wayuplus_cloisonne/
展覧会概要
期間 | 2019/06/04(火) 〜 2019/06/09(日) |
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会場・開催場所 |
ギャラリーTAJIRO祇園京都
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時間 | 12:00~18:00(最終日は17:00まで) |
料金 | 無料 |
お問い合わせ |
TEL:0774-27-17330774-27-1733
FAX:0774-26-8502 |
tajiro-gallery@tajiro.jp | |
ホームページ | https://tajiro.jp/gallery/artists/shigayutaka_wayuplus.html |
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