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華やかなフランス・ポスター展

投稿:2018年7月27日

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京都工芸繊維大学の美術工芸資料館で開催中の「華やかなフランス・ポスター展」へ行ってきました。
こちらの展示は、ベル・エポック(19世紀後半から第一次世界大戦まで)を中心としたもので、当時のパリの華やかで優美なデザインのポスターがメインになっていました。流麗なデザインのアール・ヌーヴォーと幾何学的なアール・デコのデザインの変化が顕著で、作家名と制作年を確認しながら、興味深く拝見しました。
作品はリトグラフで描かれていて、年を経る毎に、色鮮やかにポップになっていくようにも思いました。
展示されていたのは、観劇などの娯楽、商品の広告、そして、戦争のプロパガンダもあり、1世紀以上前のパリの風俗や歴史を映す資料としても貴重だと思いました。

その中でも、私が一番すきだと思ったのは、アルフォンス・ミュッシャ作の観劇のポスター「椿姫」でした。椿姫マルグリットの横顔の姿があって、側には白い椿が雅に描かれていました。白い椿は髪飾りにも見られて、どんなに美しかっただろうと思いました。作品にはマルグリット役の舞台女優サラ・ベルナールが描かれており、ミュッシャは彼女のポスターを手がけることにより、高い評価を得るようになったとのことです。ベル・エポックの夜は華やかだったのだろうと思いました。
そして、食品や嗜好品、乗り物などの広告からも市民の暮らしがうかがえて、身近に感じられました。リュのビスケットが可愛くて美味しそうでした。
後半では、戦争のポスターの一室もあり、色彩のトーンも落ちて、言いようのない沈んだ気持ちになりました。
当時のアーティストは、クライアントの要望に応えつつ、その中で最大限に自己表現していたのかなと思いました。

京都工芸繊維大学は緑豊かな美しいところでした。静かな資料館の中で、華やかなフランスの空気を感じられる素敵な時間を過ごしてきました。



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