1. 京都で遊ぼうART
  2. Report & Review
  3. licoluiseさんの記事一覧
  4. 『バーナード・リーチのうつわに跳ねる動物たち』@アサヒビール大山崎山荘美術館

Report & Review ボランティアライター・ブロガーの皆様からお寄せいただきました
レビュー・レポートを掲載しています。

ボランティアライター・ブロガーとは

『バーナード・リーチのうつわに跳ねる動物たち』@アサヒビール大山崎山荘美術館

投稿:2013年8月23日

lico2013080-1.jpg

猛暑、酷暑の続く、そんなお盆のお休みに大好きなアサヒビール大山崎山荘美術館へ行ってきました。
時間が出来ると訪れたくなる緑に囲まれた洋館の山荘です。

こちらの美術館は最寄りの駅まで美術館のバスが送迎してくださるのが有難い。

山荘の入り口のトンネルの前でバスを降り、強い日差しの中、お庭の木々の緑の下を玄関まで5分ほど上るといつもの洋館が静かに迎えてくれます。(緑深い山をバックにしたこの美しい洋館を目にするとほっとするような、自然と顔がほころびます。)

夏休みの企画は、お子様連れにも親しみやすいようにと“動物”ものが多いようで、こちらの美術館でもバーナード・リーチの器にみる動物たちです。リーチの落ち着いた色合いの器にグリフィンやペリカン、飛鳥や兎や蛙や蝸牛や魚などなどリーチの軽やかな筆遣いで生き生きと描かれています。

1階「山本記念展示室」(嘗ての食堂でしたか?) の暖炉の上には『生命の樹』がありました。前からここにあったかしら?と思うほどに、しっくりと馴染んでいました。しかしながら、「生命の樹」というテーマはいかにも西洋人の、キリスト教精神から来たもののように私は感じています。

2階はリーチ所縁の陶芸家の作品の展示となっており、ルーシーリーや富本憲吉と濱田庄司、河井寛次郎の作品が部屋毎に展示されていました。タイミングよくオルゴール時計も聞くことが出来ました。テラスからの眺望も抜群ですが、暑さに負けて喫茶室で美味しいビールとワインケーキを頂きました。期間限定の特性スイーツは人気で売切れのものもありました。
安藤さんの新館に下りていくとミロの造形と3点のモネ晩年の睡蓮が展示されています。

監視員の方から“モネの作品にあるガラスには反射するものと反射しないものが使われており、どこに立って眺めるといいかや、この美術館しか使われていない照明やミロの造形作品の影もチェックしてみてなど、毎日これらの作品を近くで観ている方ならではのお話を興味深く伺いました。受付前のソファや展示室1のソファに深く腰掛けるとついつい長居してしまう程の心地よさです。いつもならお庭も散策して帰るのですが、あまりの暑さに今回はパス致しました。

今回の動物の企画展は、9/1夏休みいっぱいです。

バーナード・リーチのうつわに跳ねる動物たち



  • 京都で遊ぼう総合TOP
  • 京都で遊ぼうART
  • 京都で遊ぼうMUSIC
  • 京都で遊ぼうSTAY
  • 京都の銭湯