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2015年、博物館はじめ。

投稿:2015年2月10日

京都文化博物館で開催されている「琳派400年記念 新鋭選抜展 ~琳派の伝統から、RIMPAの創造へ~」に行ってきました。
(2月7日には作家さんによるギャラリートークがあるそうなのですが、残念ながらその日は行けないので開催初日に…)

お目当てはもちろん、服部しほりさんの新作「雪もよに一丁」(金屏風・二曲片双)。
雪もように褌一丁!
金屏風の中に褌一丁のおっさんのヒップラインが鮮烈。
ぼたん雪か、はたまた綿帽子か、そのお尻にちょこんとうさぎの尻尾のようにほわほわまん丸いモノがのっかっていて可愛らしい作品となっていました。
今年も服部さんの作品にたくさん出会っていきたいな、と思います。

「琳派」ということで絵画の作品展なのかと想像して行ったら立体作品や映像作品、テキスタイルなんかもありました。
なるほど。
展示解説にも『京都が生んだ美術様式「琳派」の美意識や精神を現代の感性で昇華し、新しい表現を目指す、現代の「RIMPA」といえる作家たちのみずみずしい作品が一堂に会します。』とありました。

RIMPAの後は、5階で開催されていた「第27回京都美術文化賞受賞記念展」へ。
賛助出展されている梅原猛さんの書を見るために。
70歳台の頃の書は「忍辱」。
苦しさ、辛さ、悲しさなどを耐え忍ぶこと。
言葉の意味に反して、文字はおおらかで、可愛げがある―この年齢だからこそこういう書になったのか。
現在、御年90歳となる梅原猛さん。
あと20年くらいは生きていそう!
今年は長い年月をかけて生み出されてきた梅原文学にもたくさん触れていきたい。

2015年の博物館はじめに思ったこと、ふたつでした。



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