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護王神社は「狛いのしし」だった

投稿:2014年5月 7日

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霊光殿天満宮で足腰の守護神をお祀りするという護王神社への道順を教えていただきました。教わった通りに歩いて行くと、スムーズに到着しました。その護王神社は、京都御所の西側、烏丸通に沿いに鎮座していました。

平安京の建都に貢献された和気清麻呂公(わけのきよまろこう)とお姉様である和気広虫姫命(わけのひろむしひめのみこと)がお祀りされています。姉弟というと、頭に浮かぶのが天照大御神(あまてらすおおみかみ)と素戔嗚尊(すさのおのみこと)なのですが、護王神社のご祭神は歴史上実在された人物ということで、身近に感じる存在です。

神社の前に立って驚いたことは、「狛いのしし」であったことです。
道鏡事件を歴史で習った方は記憶にあるかと思われますが、清麻呂公は、道鏡事件で大隅国(今の鹿児島県)へ流されました。そのときに足萎えで立つこともできませんでしたが、いのししのご守護によって不思議と立って歩けるようになったのです。道鏡の刺客から300頭のいのししに守られたそうなのですよ。1頭いるだけでもいのししは迫力があるのに、300頭とは想像しただけで凄い光景です。

「狛いのしし」の他にも手水舎やいのししの置物もありました。いのししというと、田畑を荒らす悪者のような印象で何度か食べたこともあるのですが、こちらでは神獣でした。全ての生き物は神聖な存在なのですね。

さて、護王神社は足腰の守護神ということで、京都マラソンの時にはたくさんの方が参拝されるそうです。確かにマラソンは足腰が基本ですね。

実は私の夫が年末に腰痛を起こしたこともあり、お守りを授かることにしました。
社務所に行ってお守りを拝見しましたら、見事に足腰に関するお守りがたくさん並んでいるではありませんか。私は夫のために足マーク付きのストラップお守りを授かることにしました。今のところ、腰の痛みは治まっているようですが、お守りは机の上に置かれたままです。ご利益は机の上でもあるようですね。

護王神社



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