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北野天満宮に牛の像がある理由とは

投稿:2014年4月21日

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去年は2回、九州の太宰府天満宮へ参拝しました。菅原道真公の御墓所に建てられた神社です。そして、今年の2月25日に北野天満宮へ参拝しました。祭神は太宰府と同じく、菅原道真公(以下菅公)です。

ちょうど梅花祭(ばいかさい)が開催されている日でもあり、境内には屋台もずらりと並んでいて、観ているだけでも楽しい時間を過ごせました。天正15年(1587)豊臣秀吉公が境内で北野大茶湯を催した故事に因んで開催される野点は、遠くから見ただけですが華やかそのもので、なんでも上七軒総出(芸妓15名・女将15名)の奉仕だそうです。もっと早く参拝できていれば、野点を楽しめたのですが、到着したのが終了時間間際であったのが残念でした。

さて、菅公は、幼い頃より学問に秀でていて、和歌や漢詩にも優れた才能の持ち主でした。政治家としても非常に優秀で、異例の出世を重ねて右大臣にも任命されたものの、突然藤原氏の策略で太宰府へ左遷の憂き目にあったのです。2年後、大宰府で亡くなられました。憤死とされています。

憤死とは激しい怒りのうちに死ぬこと。菅公が亡くなられてから都では、次々と左遷に関わった人々が亡くなり、人々は怨霊の仕業だと恐れるようになりました。そのため、菅公の御霊を鎮めるために北野天満宮でお祀りしたのです。怨霊封じのための神社として始まったのが、時代を経て今では学問の神様として信仰を集めています。全国各地に菅公をおまつりした神社が、およそ一万二千社あるそうですよ。また、北野天満宮の建物が立派なのは、怨霊としての力が相当大きいからだろうなあと考えながら境内を歩いていました。

ところで、菅公と牛との関係は深いようで、北野天満宮には臥牛の像が置かれています。「菅公の出生年は丑年である」「大宰府への左遷時、牛が道真を泣いて見送った」「道真は牛に乗り大宰府へ下った」「道真には牛がよくなつき、道真もまた牛を愛育した」「牛が刺客から道真を守った」「道真の墓所(太宰府天満宮)の位置は牛が決めた」など牛にまつわる伝承や縁起が数多く存在しているからでしょう。それにしても、牛の像は表情も可愛くて良いですね。

北野天満宮



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