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でかけてはじめてご縁があるのこと そのに(金戒光明寺)

投稿:2012年12月 6日

そのいちから

さて、お庭を拝見して、ぐるり拝観も終わり、ご朱印いただいて阿弥陀堂に、と思ったら

akasaka201212-2.jpg

雨!わ~様子見てから行こうかなと思ったけどしっかり降りそうだったので、阿弥陀堂でゆっくりさせてもらおかーとお邪魔しました。

すると、入り口で係りの方から法要中なので説明は、できませんが、とのこと。覗き込んだらなにやらお坊様が数人おられて声明をあげておられたのでした。

急いで中にいれていただいて、拝見させていただきましたよ~

(写真が一切ないので、「そのいち」の画像ですみません)

もともと声明が大好きなので、運よくはじまったばかりの法要を拝見することができました。

こういう表現はどうかとは思うんだけど、真ん中に一番偉い方がおられてその後で控える方がお二人。(偉い方がひざで立たれたり、下がったりする際 に、法衣が皺にならないように踏まないようにされてました)両側にはそれぞれ6名ずつの若いお坊様方。うちお一人は、指揮者みたいな感じで打楽器のような ものを置き、次の声明へのきっかけだしをされてました。

他のお坊様方は、次々と楽器をだしたりしながら声明をあげておられて、立ち上がって歩いたり、罰当たりな言い方をしてしまうと、まさに声明ライブを 拝見している感じで、圧倒されて気がついたら1時間すこしあった法要ずーっと拝見してました。出入り自由なので、周りの方は、すっかり入れ替わってました けど。でもこれは最初からずーっと見てないともったいなかったですよ~! 帰り際、入り口におられた方に「いつもやってるんでしょうか?」と伺うとその方 は初めて拝見されたそうで、阿弥陀堂が修復されたし、ついたちだからというのもあるかもしれないということで。まさに貴重な体験でした。

その後、ちゃんと阿弥陀堂のご説明もうかがったんですよ。ちゃんと最後まできいていればいいのに~。

ということでなんだか晴れ晴れとでてきたら雨~。ふってる~

 そして山門は、修復中。ロケに使われる石段も囲まれてました。残念。紅葉の頃は素敵なのにな~また来年。

(金戒光明寺さんのご縁の道は通常非公開です。光明寺さんは季節ごとの特別拝観を割りとされているほうですが、次の特別拝観の際にご縁の道が公開されるかはわかりませんので、自分で確認とっていってみてください)
 

贅沢な気分で再び市バス。河原町に出ました。

寺町を歩いていると~ 青おにぎりさん!めっちゃ久しぶりにあえました~。

ということで一個。夜は8時すぎまでありつけないから今のうちに!と腹ごしらえだ。

次に向かったのは~いつもお世話になっている「パラルシルセ」さんです。今日はこちらで「マット・ソーンのマンガお茶会」に参加します~

今回は第2回。前回も参加してとーっても楽しかったのでした。(前回の模様は こちら みてください~) 

今回は、戦後がテーマ。戦中、あんなに不幸だった少女雑誌たちが戦後、つぎつぎに入ってくるアメリカ文化に影響されたり、マンガがどんどん増えていったり。

そんな中で、戦前から既に活動をしていた中原淳一さんが「それいゆ」を出版したり。

少女文化が次々と発展していく時代でした。

まんがも、人の描かれ方、瞳の描かれ方が進化し、好まれた不幸ものも、主人公が小学生の設定が多かったために、「恋愛」の要素が生まれなかった事、そのうち進化する中で主人公たちも成長していったことで「恋愛」ものがたりへの可能性がでてきたこと。

まんがは子供のものだと、ティーンになり「まんが」から卒業した少女たちは、「それいゆ」等のライフスタイル提案などがあるファッション誌へ写っていったり。少年たちの流れとまた違うものを持っていたということ。

描く側が男という事が多かったので、あくまで男の目線の「こういうのが喜ぶだろう」という勝手な解釈で描かれていて少女たちの求めるものと距離があったこと。

中原淳一さんが大好きなので、出てこられる話はわくわくします。戦前のまだ日本的な絵と違い、フランスに行かれてからのかちっとしたオードリー顔も やっぱり素敵です~。でもなんというか、少年文化があまり広がりがないのに対し、どうしてまあ、こう少女文化というのは幅が広くて奥も深くて、面白いんで しょう。

わたしはいつも思うんですがこういう庶民文化の話を伺うと、世の中では男尊女卑がずーっときていて今だにそれをひきずる人が多い中、少女や女性たち のなんとたくましくてしたたかなこと! とりあえず立場だけ偉くいたい男たちを表では上にあげといて、自分たちは自分たちでしっかりとコミュニティを築い て、自分たちの世界は侵させないという、女って怖い生き物だなあ~。

とにかくマット先生は、気軽~に貴重な本を持ってこられてみせてくださるんですよね。

古い雑誌なのに「わたなべまさこ」先生や「牧美也子」先生の名前が普通に載っていて、すごい!すごいー!っと大興奮したり。 個人的には昔の雑誌っ てね、ページのサイズが違うものがいっぱい入っていたり、折りたたみページがいきなりでてきたりと、よけい手間がかかるんじゃないかと思うような構成が多 くて、楽しかったです。

次回は、70年代!!わくわくしてきますね~。これがたったの参加費500円て、ありえん!

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