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寺町からの京都考

投稿:2013年12月27日

んー、寒いですねえ。今日のお出かけはどうしましょう。
寒い日はお茶ばっかりしてしまいます。寺町通りはどうかな。

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市役所の左側を進みましょう。二條若狭屋さんの粟餅。

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こぶが銀杏と紅葉の形かわいらしい。おいしいね。
お椀が来るのを待っている間に、
「焼き栗」という和菓子を出してくださって、いただきました。
和食が世界遺産になったそうで、和菓子もその域だと思うなあ。

通り沿いの雑貨屋さん パラルシルセさんのイベントはどうかな?

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階段を上がると、わあ、ポップな感じが詰まってます。

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「この作家さんのキャラクターを使って、ほかの作家さんが
作品を作ったのがこれですよ。」 と店長さん。
ああ、それで、この「誰の誰と…」っていうタイトルなのですね。
店長さんは手作り雑貨への愛情がいっぱいな感じで、素敵でした。
売り込みの質問をされる方や、関東からお店のファンの方がいらしていて、
きゃきゃきゃ、と楽しい雰囲気でした。
男性の方もいらして…作家さんでしょうか?店長さんとも親しそうです。
面白いもの、かわいいもの、凝っているなあと思います。
こういう市場があるのが、なんかいいなあと思います。
これは私にとって、京都のいいイメージの一つなのです。
手作り品を売る場があること。なんかみんなで、ときめいてる(^^)

お次は
村上開新堂菓舗」さん。閉店しているお店だと思っていたら、
ずっと開店していて、それもずっとずっと昔からの老舗さんだった。
どこかの会社の、お歳暮の係りの人?がバタバタとお買いものしていました。

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店内は、すごく雰囲気があります。レトロというか。おしゃれトロ。
ロシアケーキ(という名前のクッキー)を販売されています。
高価なのですが、このお店でなくては!というお客さんが多い様子。
1枚ずつでも売ってくれますよ。

てくてく行って、「一保堂茶舗」さん。お茶の入れ方を教えてくださる。

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えー、和菓子屋さんへ行くと、
「~さんのお茶をお出ししております」と、
お茶のお店名を言われます。
お茶のお店だと「こちらはどこそこの和菓子でございます」と
お菓子のお店名を言われます。
もちつもたれつというか、
これもまたコラボレーションなんだなあって思います。

京都はパン屋さんも多いですが、カフェやレストランで
「これはあのお店のパンですよ」と教えていただくこともありますね。

あんぱんに「どこそこの和菓子屋さんの餡子使用」とか書いてあるし、
そういうのも京都らしくて好きだなあと思います。

名前を出すことでプレミア感が出たり、購買欲を高めたり、
そういう意味合いもありますが、
「ああ、このお店とあのお店が、一緒に作ったんだなあ…」っていうのが
お店の人たちのお付き合いや顔が見えるようで和みます。

(パン屋さんと餡子屋さんが、ふむふむと相談しているような想像図)
京都の人たちは仲がいいなあ。

とはいえ、なあなあではなくて、切磋琢磨が垣間見られますね。
良いものを作らないと、相手に悪いから。

良いお茶に良いお菓子を、このお茶のために、このお菓子を。

今年は「販売する織物芸術」や「絵師を育てる」というのも見聞したけれど、
そこでも、向上していくための「つながり」が強いのを感じました。
伝統がつぶれないようにつなげていく必要もありますね。

あ、私は九州出身なのですよ。では、みなさん御風邪を召されませんように!
 



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